【日文pdf】サキュバスアドベンチャー
「いやああぁぁぁああぁぁぁぁ!!!♡ 『ごっ』!『ごっ』!『ごっ』……『ごりらぁ』!♡♡ ひいいぃぃっ♡」
『アホか🧡 夏のものって言うたやん🧡 ……これはペナルティやな🧡』
ぢゅるぢゅるずぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞ~~~~~~~~~っ🧡🧡お仕置きするように、口の中が一瞬で真空になる。魂を吸い出すような特大バキュームが浴びせられた。カードから突き出た口元がひょっとこのように伸びて高校生のペニス全部に覆い被さっている。
『ひいいぃぃぃ~~~~~~~~~~~~♡ やべで~~~~~~~~~~~~!!♡』
びゅるるるるるるる💛💛 びゅぐん💛 びゅぐん💛 びゅるる💛男子高校生は精液をたっぷり放出し、それらを全て、≪悪狐≫の口がおいしそうにぢゅるるるるるるるっ🧡🧡 っと吸い切った。マナーなど微塵も感じられない。
ごっくん🧡 と音を立てて飲み込む。
「ぷはぁ🧡 だめやって🧡全然勝負にならへんやん🧡 この『季節しりとり』は本來、風流な遊びやのに🧡語彙からしたら、この世界に來たばっかりの、うちのほ
うが不利やろ?🧡ほら、ようさんあるやん🧡 「御霊祭』、『氷菓子』……『ゴキブリ』とかでもえかったんやで?🧡……まぁ、ひとまず再開しよか。『氷菓子』として……『し』から始まる秋のもんは……『渋柿』にしとこかな。
じゃあ、次は坊んの番や🧡 『き』で始まる冬のもんやで🧡ちなみに……」
そこで≪悪狐≫は口だけの畫面の中でぺろりと舌なめずりをし、悽絶な笑みを浮かべた。
「次言う前にイってしもたら……坊んの負けや🧡罰げーむで、約束通り、うちの『本気の尺八』見せたるさかいな🧡 封じられてもうて力は弱まっとるとはいえ……生身の人間の坊んには、ちょぉ~っと辛いもんになると思うでぇ🧡」
それは恐ろしい迫力を伴った言葉だった。女性の口一つだが、男子高校生にとっては、筋骨隆々の大人1萬人に、本気で暴行を加えると宣言されたような気分だった。
「ひいいぃぃぃ……ううぅぅ……」
「それじゃ、行くでぇ~?🧡」
咥えられる前に考えようとした高校生の思考を先回りするように、宙に浮いたカードが前に進んで、また高校生のペニスを咥え込んできた。
にゅるっ🧡 ぬぷぷぷぷぅ~~~~🧡 れろぉぉ~~~🧡「ううぅぅ~~~~~~~♡♡」
それだけでもう腰が溶け崩れ、精液の先っちょが放出口すれすれまで昇ってしまう。口いっぱいに満ちた邪悪な気配。長くて柔軟で、男の意識を削り取る舌。ただ口に含まれただけでも心が折れそうなのに――……ジュッポ🧡 ジュッポ🧡 レロレロレロ🧡 レロレロレロレロ🧡 ジュッポ!🧡 ジュッポ!🧡 ジュッポ!🧡 ジュッポ!🧡 ジュッポ!🧡 ジュッポ!🧡 ジュッポ!🧡「おおお゛おおおぉぉ~~~~~~~~ん♡♡」
男子高校生の腰がくの字に折れ曲がる。重い荷物を必死で持ち上げる時のポーズになる。カードが、高速でペニスの根元⇔先端間の距離を何度も何度も往復した。
「お゛おおおお゛おおおお゛おおお゛おお゛おお♡♡ オッ♡ オッ♡ オッ♡」
こんな上下をされているのに、口の中もしっかり、ベロベロベロと、スクリューのように舌を動かされたり、舌先で裡筋をナゾられたり、數百枚の舌が色んな動きをしているように、多種多様な責めを與えられ続けているのだからたまらない。
『ほぉら🧡 「き」のつく「冬」もんやでぇ?🧡早う答えぇな🧡 イってしもたらそこで終わりやでぇ?🧡』
とてつもないフェラチオがずっと続いている。腹筋も、腰の奧の射精括約筋も、こんなものの前では役に立たない。
あまりに悽すぎて體のどこにも力が入らなかった。歯を食いしばることもできない。全身を肉棒一本、口一つで完璧に弄ばれる。
「『き』……『き』……『き』……『き』……ぁ……あ……♡ あ……♡ そこだめ♡ だめ♡ だめ だめ♡」
もうしりとりどころではなかった。切羽詰まった聲しか上げられない。腳が內股の、角度広めの八の字になる。最初のオナニーを覚えてまだ10年
も経っていない新參ペニスでは到底耐えられない。
「もうだめ♡ だめですぅ♡ あ♡ あ♡ あ♡ あ♡……」
腰が融解した。
びゅっ💛 びゅるるるるるるる💛 びゅっびゅ💛 びゅるるるるぅぅぅ💛降參宣言とともに、睪丸に詰まった、若いぷりぷりの中身をひっくり返すような射精を行った。ぴっちりと閉じた唇の中に青臭い精を放つ。放たざるを得ない。
ちゅーちゅー🧡 と甘く吸われ、唇が離れるまでの間、高校生は呼吸もできなかった。
……っぽん🧡 ごきゅっ🧡「……ぷはぁ🧡 ほんま、だらしないなぁ🧡『金柑』やら『北風』やら『切り餅』やらいっぱいあるやろ?🧡」
唇の端からわずかに垂れた白濁を、べろりと舐め取りながら≪悪狐≫は言った。
「じゃ、可哀相やけど『罰げーむ』やな🧡うちの本気の舌使い、見せたるさかい……
この世には、どうにもならんこと、逆立ちしても絶対に敵わへんことがあるゆうことを、珍棒でいぃ~っぱい『お勉強』するんやでぇ🧡」
にっこり笑い、次いで突き出された舌がれろれろと、波打ちながら近づいてくる。男子高校生のペニスへ。
「いやっ♡ いやっ♡ いやっ♡」
恐怖で床を後ずさるが、狹い部屋なので逃げ場がない。剝き出しの尻が壁にどんっと當たり、追い詰めたペニスへ1枚のカードが、口が、舌が、迫って來る。
「あぁっ♡ いやっ♡ あぁ……」
「上の部屋、今日は特に騒がしいな……」
キッチンの機で中年の男女が向かい合い、神妙に話を続けていた。
「えぇ……何か、部屋の模様替えをしているか、運動をしてるかだと思うけど……」
「まぁ、何にせよ、動いてるっていうのは良い事かもな……外の世界に意識が向いているのかもしれない」
「……でも、最近あの子、全然食事を食べてないの。お金を置いても取ってないから、外に買い物にも行ってないみたいだし……大丈夫かしら……」
話をしているのは男子高校生の父親と母親だった。スーツ姿の父親はテーブルへ肘をつき、深いため息を漏らす。
「もう少ししたら、この前の通信制高校の話をしてみよう。
……まぁ、大丈夫だよ。今の時代、こんなことはそう珍しいことじゃない」
母親は心配そうに天井を見上げた。2階からずっと、何かの生き物が苦しんで床をのたうち回っているような、壯絶な物音が響き続けている。かれこれもう3時間ずっと――どすん!♡ どすん!♡ ごろごろごろ♡ どん!♡ ごろごろごろごろ♡ どすんどすんどすん!♡ どんどんどん!♡ どっすんどっすんどっすん♡♡……
階段を上がっていれば聞こえただろう。閉ざされた扉の隙間から漏れ聞こえる、息子の絶叫と、何かが何かをひたすら舐めしゃぶり、吸い盡くしている悽絶な音。
じュッポ!!🧡じュッポ!!🧡じュッポ!!🧡じュッポ!!🧡レロレロレロ🧡🧡れろれろベロベロベロ🧡🧡ネロネロネロネロ🧡🧡ヂュッポン🧡ヂュッポン🧡ヂュッポン🧡ヂュッポン🧡ヂュポヂュポヂ
ュポヂュポ🧡レロレロレロレロ🧡ベロベロネロネログチョグチョグチョグチョ🧡🧡グポ!🧡グポ!🧡グポ!🧡グポ!🧡グポ!🧡グポ!🧡どすんどすん!♡ ごろごろ♡ ごろごろごろごろ♡ どすん!♡ どん♡ どん♡ どん♡ ばたっ♡ ばたっ♡ ごろごろごろ♡ ごろんごろんごろんごろん♡♡「アオ゛ッ!♡ アオオオオオオオオオオオオォオオオォ!!!!!♡♡ たひゅっ!♡♡ タヒュケッ♡♡ おッ!♡ おち゛ンぢん♡♡♡ どげ♡♡ どげる゛ううぅぅぅううぅぅぅううぅぅ~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡ たひゅけ……♡♡ たひゅげでえぇぇ~~~~~~~~♡♡♡」
外へ出ようと、ガリガリ♡♡ と爪が扉に觸れたり、ガチャガチャとドアノブを回したり、中のサムターンに觸れて鍵を開けようと試みる音が時折響いたが、その度にヂュルルルルルルルルルズボボボボボボボボボボボボボ🧡🧡 っとひときわ悽い吸引音がして、そのまま手の屆かない位置へ連れ戻されているようだった。
『ほら🧡 何しとるんや🧡 こっちは、やっと舌の調子が戻ってきたところやでぇ~~?🧡辛くなかったら「罰」にならんやろ?🧡 ここからは、もっともっと、比べ物にならん事にしたるさかいな🧡ほら🧡 こっち🧡 広いところに來ぃや🧡 あと30時間くらい、きっちり往生させたるわ🧡』
バタフライのようにバタッ!♡ バタッ!♡ っと必死に腰を動かす音が聞こえる。ズルルルルルル~~~~~~~~~~~~~~ッ!!!!🧡🧡🧡 という悽まじい吸い音とともに、その音が止む。抵抗することもできなくなってしまったようだった。
「ママ~~~~~~!!♡♡ パパ~~~~~~!!♡♡」
哀れな息子が助けを求める聲も、息子の「友達」が立てる恐ろしい捕食音も、扉に隔てられ、誰の耳にも屆かなかった。
🚸🍑👨⚖️🚸🍑👨⚖️🚸🍑👨⚖️🚸🍑👨⚖️「あ゛あああ゛アアアァァァアアアアアアア!!!!!!!!!!!!♡♡♡♡ 熱っづい゛いいぃぃいぃ!!!!!!!♡♡♡ 熱゛い゛よオおおおぉぉおおおぉぉおおぉ~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
ジュウウウウゥゥゥウウゥ~~~~~~~~~~🤎💛泣きながら大絶叫しているのは、「魔の公園」の砂場へ全裸で大の字にされたプロプレイヤーの男。
四肢には黒いオーラを放つ鎖が、それぞれジャングルジム、シーソーの腳、ブランコの安全柵、鉄棒と繋がって磔にされている。
泣き叫ぶ男の股間にデカケツを降ろし、根元まで膣でペニスを咥えながら座っているのは、褐色の暗黒鎧の姿に変わった男のエースモンスター。
≪斷罪の男根処刑戦乙女(オーガンパニッシュ・ヴァルキュリア)≫だった。
男の顔のすぐ橫に両刃剣を突き刺し、その柄を握っている。
美しい顔面と冷然とした赤い瞳で、元主人である男の狂態を見下ろしていた。
「罪名、『疑似児童強姦罪』。
お前は幼児の見た目を有する吸精モンスタ
ーと性交を行い、計5851回の膣內射精を行った。
天界の審判者たる私自身が罪の現場を見屆けたもので、罪狀の真実性は揺ぎ無い。
何か申し開きはあるか?」
ジュウウゥウウゥウゥゥウウゥウウゥゥゥゥウウウゥゥ~~~~~~~~~~~~~~🤎💛☠「あっ♡ ああぁあああアアアアアアアアアアアァァァァ~~~~~~~~~~!!!!!♡♡」
男はペニスが焼け焦げていると錯覚するが、熱が加えられているわけではない。膣が放つ恐ろしいほどの快楽が、ワッフルメーカーが生地をこんがり焼くように、性器一面に餘すところなく浴びせられている。
「あ~~~ん🤎 おかされたよおおぉぉ~~~🤎 こわかったよおおぉぉ~~~~🤎🤎」
「う゛ぁるきゅりあのおねーちゃん🤎 このへんたいに、しっかりおしおきして~🤎」
≪お尻振り振り魔妖精(リャナンシー)≫が砂場の傍にあるベンチへ腰かけ、ウソ泣きをしたり、ぺろっと舌を出して嘲り笑いをしているのが男の目からのみ見える。
ジュウウゥゥウウゥウウゥゥゥゥウウウゥゥ~~~~~~~~~~~~~~🤎💛☠ ジュワアアアアァァァアアァァ~~~~~🤎💛☠「あ゛アアアァァァ~~~~~~~~~~~~~♡♡ アッ♡ アッ♡ アアアアァァァアアァ~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡」
≪叫喚の拷問呪印≫という魔術カードがある。相手の従者カード1體を対象に取り、行動不能にしつつ毎ターンダメージを與える有名な汎用カードだ。その対象となった従者カードは、苦痛に體をよじりながら、ゲームの中とは思えない迫真の絶叫を喉から出し続ける。
男は愕然としていた。今、自分の口から出ている聲の大きさと真剣さが、≪拷問呪印≫をかけられたモンスターとほぼ同じであるということを聞き取っていたからだ。
プレイヤーに対してそんな體験を與えるカードなど、子供も遊ぶTCGの「マクガフィン」であり得る筈が無い。何が起きているかわからなかった。そして、體験のあまりの過酷さを前に、≪戦乙女≫へ何も返答することができない。
何リットルもの汗が體から出て行き、ペニスがマグマオーシャンのような快楽に浸され、逃れられない。
「黙秘するのだな?
審判の遅延行為。量刑にプラス1000點」
ジュワアアアアァァァァァァァァァァァァァァアアアアアアア~~~~~~~~~~~~~~~~~~🤎💛☠「ひきゃああぁぁああぁああぁ~~~~~~~~~~~~♡♡ の゛お゛おぉぉおおおぉ~~~~~~~~~~~ん!!!!♡♡」
股間の「快楽熱」がより一層超火力に変わった。海外などで行われている「性器を火で炙られる」拷問を受けた人間は、前後不覚になって失禁してしまうらしいが――びゅる💛 びゅるるるるる💛 びゅぐるるるるる💛 びゅるる💛プロプレイヤーの男も前後不覚となり、精液を情けなく膣內へぶちまけた。全くコントロールが効かない。
「……」
呆れたように、ずっしり
と尻を押しつけられる。自分が長く使っていた≪斷罪の戦乙女≫に膣內射精を行ってしまったという意識が頭に湧くが、冷たさを増した視線によって斷ち切られた。
「審判中の不適切行為。膣內に臭い汚れを放った罪。量刑にプラス2000點ずつ」
聲の冷たさに反比例して、膣內の熱さが上がって行く。
「ウワアアアァアアァァァァアアァァァ!!!!!♡♡♡」
泣きながら男は首をブンブン振った。涙が飛び散り、禍々しい公園に泣き聲が響き渡った。
「それでは、判決を言い渡す。
『男根処刑ヴァルハラ』へ連行し、1萬年、私の膣でペニス拷問を加えた上、斬首の刑に処す。
ただし、この裁判中に量刑がプラス5000點されたため、5000年を追加する。
さらにここから、今回の収戱中の愚かしい行動についても量刑に追加していく」
≪戦乙女≫は重く、低い聲で、淡々と読み上げていく。
「『収戱中にずっと幼児のお尻に目を奪われていて慘憺たるプレイングだった』。1000年追加。『召喚しておきながら私の存在を完全に忘れていた』。2000年追加。『本當にもとからそういう性癖じゃなかったのか疑わしいほど簡単に誘惑に負けた』。2000年追加。『腰振りの仕方が素人童貞丸出しだった』。2000年追加。『センシティブフィルターがかかっているのに、たまに私の胸やお尻の膨らみを見ている目つきが気持ち悪かった』。4000年追加。『ローン返済が厳しかった時に私を手放そうか検討したことがある』。4000年追加。『使ってるスリーブが安物』。1000年追加。」
(ひっ♡ だ、だんだん関係なくなってきてる……♡)しかし、男は性器が快楽の焦熱地獄狀態だったので、異議を申し立てることはとても無理だった。
「『この前のリーグ戦補欠出場の時、私を出せる狀況だったにも関わらず、≪俊足の戦士 アキレウス≫の方を出した。4000年追加。『プロになってからマシになったが、昔は本當に體が臭かった』。4000年追加。『とても活躍しやすい構築を編成をしてくれて、徐々に型落ちになってきている私を使い続けてくれている』『7年間、ずっと』追加……減刑……追加……減刑……」
壊れた音響機器のように、≪戦乙女≫がぶつぶつと繰り返した。
「追加……減刑……追加……減刑……」
ぽたっ……ぽたっ……
(……?)男が気が付くと、自らの腹の上に熱い雫が滴り落ちていた。見ると、≪斷罪の男根処刑戦乙女(オーガンパニッシュ・ヴァルキュリア)≫の、左目だけから涙が流れ落ちている。籠手をつけた左手がその目と、頭を押さえ、震えていた。
「ま……マス……ター……に……逃げ……」
異変を察知した≪お尻振り振り魔妖精(リャナンシー)≫たちが素早く反応した。3人とも真顔になり、目線を合わせて、こくんと頷いた。
「おにーさん🤎 『だいこーぶつ』あげるねー🤎」
男の頭の付近に3つの影ができた。
(え?)「「「
はい🤎 どーん!🤎」」」
ぷりりりりりーーーーん🤎🤎 ずしずしずし🤎 ぷる~ん🤎🤎「ん~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?!?!?!?!?!?!♡♡♡」
男の顔面の全てが、ぷりっぷりんの、もっちもちの感觸に包まれた。
リャナンシーが全員、男の顔へ3つのお尻で「尻もち」をついたのだ。
そして體重をかけて座り、力強くむちっ🤎 むちっ🤎 っと、息ができないほど押しつけてくる。「おしくらまんじゅう」に似ていた。
「ん~~~~~~~~♡ ん♡ ん♡ ん~~~~~~~~~~~~~♡♡」
「ほらほら🤎 これはただの、こどものあそびだよぉ~?🤎」
「こんなのでこーふんして、しゃせーしてたら、へんたいの『はんざいしゃ』かくてーだよねー🤎」
びくっ♡ びくっ♡ っと體を跳ねさせる。幼児のお尻の濃厚な乳臭ささが胸いっぱいに広がる。3個のお尻が重くて首は全く動かせないし、下半身はずっしりと≪斷罪の男根処刑戦乙女≫のお尻に潰されて動かせない。
「ん~~~~~~~~~~~~~~♡ ん~~~~~~~~~~~~~~♡♡ ん~~~~~~~~~♡♡ ん~~~~~~~~~♡♡」
リャナンシーたちの顔は幼児の仮面が剝がれ、魔物そのものの悪逆な笑みを浮かべた。
「……ほぉ~ら🤎 とっとと射精せよ、雑魚🤎」
「手前の従者に手前で止め刺せ🤎 ロリコン犯罪者🤎」
「極刑受けろ🤎 ば~か🤎」
3つのお尻、6つの膨らみが密に、一部の隙間なく押しつけられる。
むぎゅううぅぅう~~~~~~~~~~~~~~~~🤎🤎🤎「ん~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡」
びゅううぅぅうぅううぅぅぅぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~💛💛びゅるるるるる💛 びゅるるるる💛 びゅっ💛 びゅっ💛 びゅっ💛まるでお尻で潰され、チューブから絵の具が押し出されたように、白くてぷりぷりの精液がペニスから飛び出した。
「!」
その熱い液體を膣內で受け止めたことで――ぶつんっ……!
≪戦乙女≫の中に殘っていた最後の何かが斷ち切れてしまったようだった。だらんと首、肩から下が垂れさがる。
「……
……何という――愚劣で……破廉恥極まる……穢らわしい行為……」
≪斷罪の男根処刑戦乙女≫が顔を上げるともう涙は流れておらず、表情からは一切の感情が消え去ってしまっていた。
何の溫度も籠っていない聲を聞いて、男は鳥肌が立った。完全に、男に対して罰を與えるだけの、冷酷無比な狀態に変わってしまった。
「現在の求刑は今の射精も含めて『7萬年』だが……
これでは、お前の罪深い、最悪のペニスを罰するには全く足らんな。
今から、私の『必殺技』を受けてもらおう」
(ひっ!?)戦慄の宣言と同時に、膣內の「熱」が一瞬で消えて、氷のように冷たくなった。ペニスが冥界の冷気に包まれてしまったように、芯までひんやり
する。そして次に、ぞわぞわぞわぞわと、真っ黒い不定形の力のようなものが膣內へ満ちて、ペニスを殘酷に包んだ。
≪戦乙女≫が悠然と見下ろしたまま、ぺろりと唇の端を舌で舐めた。
「ここからの24時間は、お前のペニスにとって『審判』の時間だ。
今から1回射精するごとに、量刑1萬年が追加となる。
――軟弱なる男根に無慈悲な裁きあれ。
『男根裁判-楽園と地獄-(ペニスジャッジメントーエリュシオン・オア・タルタロス)』
🃏💎⚜️🃏💎⚜️🃏💎⚜️🃏💎⚜️「いやぁ~、昨日の『セブンス(マクガフィンアニメシリーズ7作目「マクフガフィン:セブンス・コード」のこと)』は良かったなぁ~。祐太郎とカインの戦いが熱かったし、CGも気合入ってたよな。≪超刻竜 タイムオーバードラゴン≫は次のパック看板だからフルCGなのは當然だが、祐太郎の≪増七の戦士(オーグメント・ソルジャー≫もCGとは思わなかったぞ。あれ絶対次の次くらいのパックでカード化されるだろ。でもあのフィールドを移動不可にする効果強すぎないか?絶対調整入るだろ。規制食らってる≪伝説の結界師≫ですら行動力10消費だし。まぁ何にせよ、話が良かったよな。安定の竹田監督だったからあまり心配していなかったが。『超時波動(オーバークロックブラスト)』の時の作畫も悽かったよなぁ。あのシーンだけ繰り返して7回観たもん。あと最後に出て來たあの赤い髪の男、やっぱラスボスだと思う?那韋鬥君」
「いや、というか葉月さん。こんな子供がいっぱいいるカードショップで、大人2人が早口でアニメの話をするのって、だいぶヤバくないですか?
……まぁでも多分ラスボスでしょ。もう2年目の3クールだし、前回の『666(マクガフィンアニメシリーズ6作目『財寶黙示録 マクガフィン666(ビースト)」のこと)』も大體このくらいの時期にブルーワイズが出てましたからね。聲優も大巖昇厳さんだったし。ほぼ確じゃないですか?話的には俺はちょっとなーって感じでしたね。俺ああいうコテコテのライバル対決みたいなの、ホビーアニメばっか観てるせいでもうだいぶ飽きてるんすよ。あとあの流れでまた中斷するんかいっていう。ていうかCM見ました?次弾で『動物楽団(アニマルオーケストラ)』めっちゃ強化されそうですよ。今ですら壊れ気味なのに」
「……おいちょっと待て!無印のオマージュも入ってるからあのライバル対決は悽く深い構造だったんだぞ!? ちょっと今日も家に來い。無印流して解説してやるから。あと昨日の話もまた2人で観返そう」
「えー、やですよー。どうせまた他の話も観返すから長くなるし、今はちょっと……それに葉月さん、アニメ観てる時興奮して解説挾みまくるからめっちゃうるさいじゃないですか」
「な、何!?聞き捨て無さすぎるぞ!? そんなこと無いよな、優哉!?」
「……いやごめん、話しかけないで。2人ともだいぶキモい
から。
あとマジで姉貴、アニメ観てる時うるさいから。1人の時ですら叫んでるし、管理會社から苦情もう6回來てるだろ」
「ぐぬ……ぐぬぬ……」
葉月が黙った。
日曜なのでカードショップは多くの子供でごった返しており、フリースペースで高速オタク談義を交わしている24歳の2人は完全に浮いていた。他に來ている18歳くらいのオタクっぽい男子2人もちょっと引いた感じの目で見ている。
「……じゃなくて、葉月さん!話逸らさないでくださいよ!
『返さなくていい』って、そんなの有り得ないですって!」
那韋鬥はカードを突き出した。
≪人馬一體≫のカードだ。
前回の対戦中、≪同盟の矢札≫で送られ、逆転のきっかけになったカード。
「B級レアカードなんですから! 1枚20萬くらいするでしょ!? これ!」
葉月は涼しい顔をしていた。
「大丈夫だ。4枚持ってるから。≪ウォーター・マインド≫を當てるために『レジェンダリーアクアリウム』を800箱買った時にダブった」
「ひッ!」
5000円×800箱=400萬円という計算を頭の中でざっと行い、那韋鬥は短く悲鳴を上げた。
「この前の収戱の時、使われ方がカッコ良かったからな。今の那韋鬥君の構築とも相性がいいし、是非使ってくれ」
「だ、駄目ですよ!高価すぎます!受け取れません!
売ってローン返済とかに充ててくださいよ!」
「何だもう、水臭いな……」
葉月は唇を尖らせた。前までの那韋鬥なら(か、可愛っ♡)となっていたが、今はほぼ毎日顔を合わせている上、突拍子の無い言動に振り回されることも多いため、かなり落ち著いて接することができるようになっていた。
「じゃあ、一旦持っていてくれ。今度會う時までに、何か交換條件のようなものを考えておくから」
「交換條件って……ゆ、指とか!?」
「何でだ。いらんわ」
そんな感じでしばらく言い合っていたが、取り付く島もなかったので、那韋鬥は諦めて一旦受け取った。「師匠! そんなヤベー女ほっといて早くこっち來てよ!」という聲を受け、そのまま優哉のほうに向かっていった。
「師匠、俺のためにカード選んでたのに、何で捕まってんだよ!」
「いや……だって葉月さんめっちゃアニメの話してくるから……
まぁでも、優哉。そう怒るな。
見てみろ。めぼしいカードはちゃんと選んできたから。1円ストレージからだが……」
那韋鬥はそう言って、フリー対戦用の機の上に、使い込まれた紙質のカードを並べた。20枚ほど。全てE、D級のカードだった。
「『異次元の迷宮』を複數買いして組んだ今の構築をベースとして、これで補強したらかなりの強さの――」
優哉の山札を繰っていた那韋鬥の、指の動きがぴたっと止まった。
「……って何でまだ≪デッドエンド・ドラゴン≫が入ってんだよ!? お前、奪ったカードは全部返したんじゃなかったのか!?」
煌めく箔押しの、炎竜のカードが50枚の
中に燦然と収まっていた。
「いや師匠。それ、俺がちゃんと自力で當てたカードだから」
「う、噓だろ!? トップメタのA級レアカードだぞ!?最近また値上がりして、確か8000萬円くらいになったはず……」
「マジだぞ那韋鬥君。私も當時びっくりして、≪迅雷戦士ライジングストライザー≫3枚で交換しようとしたんだが即値段を調べられて駄目だった。まぁ3枚セットで800萬くらいだからな」
「小學生相手に鮫トレしようとすんなクソ姉貴」
優哉はさらに葉月へ食ってかかった。
「……ていうか、何で姉貴がついて來てるんだよ!今日は師匠に俺の構築を超強化してもらう予定だったのに!!」
葉月は面倒臭そうな顔で腕組みをしていた。白無地のTシャツに深緑のクロップカーディガンを羽織っている。下はストレートのレッグパンツ。
相変わらずスタイルと顔立ちが良すぎる。カードショップに何でこんな美人が來ていているのか、初見の人間は脳が混亂を起こしてしまう。
「うるさいな。最近全然遊べてないんだから仕方ないだろう。
那韋鬥君、まだ例の『赤い卵のカード』と特訓しているのか?」
那韋鬥は頷き、重い目を擦った。
「昨日も朝の2時まで、ずっとです。延々、構築を変えながら自分の1軍デッキと繰り返し、繰り返し……」
那韋鬥は額を指で押した。ずっと、深く頭を使い続けているので疲労が脳へ蓄積している。
「無理は駄目だぞ?
……だが、悽いな。まるで、アニメや漫畫の特訓エピソードみたいじゃないか!多分、終わった時には以前では有り得ないくらい強くなっているんだろう?『體が……軽い?』みたいな」
目をキラキラさせている葉月へげんなりして返す。
「そんな都合の良い話、現実にあるわけないじゃないですか……重いリストバンドを両手につけて日常生活を送っても手首を痛めるだけだし、山籠もりしても都會でトレーニングマシンに乗って地道に努力を続けている人間のほうが強くなるに決まってます。
突飛な発想の特訓で飛躍的に強くなるなんて、架空の世界の中だけの話ですよ」
自分が當初、滅茶苦茶期待しまくっていたことは棚に上げ、那韋鬥は冷靜に返した。
「ドライだなぁ。まぁ確かにその通りだがな。『マクガフィン』でもスポーツでも、地道な努力に敵うものはない。でもなんか、期待しちゃうんだよなぁ。
……ほら、だって、あの死ぬほどダサいTシャツ著てたムカつく奴と、『決闘』するんだろう? あと半月くらいしかないけど。
もう完全に、話の流れが『出來上がってる』じゃないか!」
「いや、『決闘』て……今のこの時代に……カードゲームで……
滅茶苦茶どうでもいいし、本當にやるかどうかわかんないですよ。だって向こうもこっちの連絡先知らないし、こっちも知らないし……
とりあえず今は成り行き上、あの『赤い卵のカード』の言う事を聞いてますけど、大會も近いのに何をやっているんだか……」
那
韋鬥は機の上に手を置いたまま、ため息をついた。
レジのほうから優哉と店長のやり取りが聞こえてきた。
「釣りはいらねーよ。とっときな」
「いや優哉君。このカード全部で20円だから。100円出されてそんなこと言われても……帳簿合わなくなっちゃうし」
「ケチなこと言うなって!」
「いやその、ケチとかじゃなくて……」
那韋鬥は対戦スペースを離れ、レジに向かった。
「店長すみません。おい、何わけのわからないことになってんだ」
青いエプロンをつけた店長が、カウンターの向こうから優哉に80円を返そうとしていた。ポニーテールの女アルバイトが疲れた顔で、購入した20枚のカードを透明スリーブにつめていた。
レジを終え、店長がパイプ椅子に座る。
「それにしても……近頃物騒な事件が続いてるねぇ」
新聞をめくりながら呟いた。白髪交じりの髪は綺麗に整えられており、今は黒縁の老眼鏡をかけている。
「何で日曜のこのクソ忙しい時間帯に新聞読んでるんすか?」
バイトの女の子がキレそうな聲で言った。相変わらず整った顔だが気だるげな目つきだった。茶髪をポニーテールで纏め、耳には小さいピアスをつけている。
「まぁまぁ。そう怒んないで……
ほら見てよ山田君」
向けられた新聞記事の見出しだけを読んでいく。
「無職の男 アパート自室で怪死」
「男子高校生部屋からこつぜんと消失」
「プロカードゲームプレイヤー 公園で首だけ見つかる」
3つ目の記事を見た時に那韋鬥は息を呑んだ。プロカードゲームプレイヤーという文字に意識が奪われる。
そして細かく記事を読んで、那韋鬥は呟いた。
「この人、知ってる人だ……関東チャレンジリーグ『神神(かみがみ)』所屬の……バランス型聖系統屬性使いの人……
何で……」
⚪🟢🟣🔴🔵⚫⚪🟢🟣🔴🔵⚫「あぁっ♡ あぁ゛っ……♡ あ゛ああぁぁぁ~~~~~~~~♡ 吸い゛……取ら゛……レル……♡ 吸い取られルよお゛オオオォォォ♡」
青年の、細くなった腰がカクッ♡ カクッ♡ っと動き、弱々しく「下半身」へ打ちつけられる。
もはや、筋肉のついている右腕のほうが、腰よりも直徑が太くなっているように見えた。
≪怨念ノ穴≫。
他のオナホールに比べてかなり異様な雰囲気だった。手に觸れた感觸がオナホというより、「生身」に近い。ただし、芯までひんやりと冷たく、肉が硬く、重たいので、まるで死體の下半身を思わせる。
『「その穴は他のホールとは異なり、今あなたのいる世界で生まれた『財寶』です……」』
おどろおどろしいBGMが後ろで鳴っている。段々演出が凝り始めてきた。
『「明治の中ごろ、ひとりの少女が殺人鬼の手にかかり、死體の腰から下の部分だけを切斷されて持ち帰られました。性的な趣向を葉える相手として。
しかし、その少女は生前から強い霊能力を持っていたため、下半身には強力な怨念が宿りました。
そして自らの身體の一部を
持ち帰った殺人鬼を逆に、その膣穴で『悽まじい目』に遭わせて殺してしまったそうです。
以來、その下半身は男に対する強い怨念とともに現世に留まり、挿入したあらゆる男根から生気を啜り取ってあの世へ送る、『呪いのオナニーグッズ』になってしまったといいます。
如何でしょうか? このホールはいわば女性の膣そのもの。そのため、ある意味では「童貞を卒業している」と言えるのではないでしょうか?」』
「ひっ♡ ひいいぃぃぃぃ~~~~~~~~~~♡」
怪談話で身の毛がよだつ。話自體は大したことはないが、體験と併せると強い現実感をもって頭の中に入ってくる。
カードに書かれた説明によると、このホールも1日1回は必ず使わなければならず、そうしなければひとりでにカードの中から現れ、夜の間中、金縛りをかけられながら下半身の上で激しく上下し、怨念たっぷりの搾精を受けることになる。青年はもうそれを5回も體験していた。
恐怖のあまり山中に不法投棄した「元所有者」の話もテキストに記載してあった。夜になると下半身だけでなく全身が揃った狀態の少女が枕元に立っており、幾日も布団の中で動けず、少女からゴミ捨てルールをペニスへ徹底的に教えられることとなる。最終的にはカラカラの死體――燃えるゴミとなって発見されたという。
――オオオォォン🖤 オオオォォオオォォォ~~~~~~~~~~ン🖤🖤青年の背中の毛穴が総開きになった。
膣內は、何百萬でも払ってお祓いを頼みたくなるような、男根に対する恨み骨髄の念で満ち満ちていた。どんなに霊感が無くてもいわくつきであることが伝わってくる。
陰莖が觸れているだけで體の熱が次々と吸い出される。三途の川にペニスを浸すとこのような心地がするのではないか。
膣は霊能力とは関係なく、生前からとてつもない名器だったようだ。ヒダの配置が極上で、冷たい肉がぐちゅぐちゅと絡みつき、天井部分にザラつきもあって、わずかに擦れただけで腰が抜けてしまう。
その構造に加え、気が遠くなるような怨念の力が中で絶えず浴びせられている。ペニスが芯まで祟られている。
オオオォォン🖤 オオオオオオオオォォオオォォォ~~~~~~~~~~ン🖤🖤ビシバシと、男の象徴へ浴びせられる殺気。
多分この穴で、數えきれないほどの男性の生命を啜り取ってきたのだろうと伝わってくる。
対処法はひとつ。少女の気が鎮まるまで精を注いで祈るしかない。
「う゛……うう゛っ……しっ♡ 『鎮まり給えっ』♡ 『鎮まり給えぇっ』♡ ……す、すごっ♡ う゛ぅっ♡」
パン🖤 パン🖤 パン🖤 パン🖤 パン🖤 パン🖤床の上に≪怨念ノ穴≫を固定し、鎮魂の詔を唱えながら、ひたすらそこに腰を寄せ続ける。女性と一度も交わったことが無いから、情けないへっぴり腰になってしまう。おまけに今は體力も大きく減衰しており、ヘロヘロだった。
青年の容姿はもう、カードを手に入れた時と比
べ、無殘に変わり果てていた。
脂肪のたっぷりついた90kgの體が、今では30kgしかない。頬がこけ、あばら骨が即身仏と同じくらい深く突き出ている。
それと引き換え、オナニーばかりしている右腕だけがカチカチに引き締まり、あまりにアンバランスな見た目だった。
「アオオオ♡ アッ♡ アッ♡ しずまっ♡ しずまりた……♡ オオッ♡ オオオォォッ♡♡」
恐怖を動力に下半身を駆動し続けているが、全身全霊をかけないと前後することができない。ペニスを引くたびに怨念マン肉に擦れついて、そのまま冥土へ逝きそうになってしまう。
しかし、少女が満足するまで精を注がないと絶対に抜くことはできない。途中で逃げようとすると膣肉が、ホラー映畫の伸びる手のように縋りついてきて引き戻される。平均して3~6時間(「鎮魂の詔」を心を込めて唱えないと、いつまで経っても終わらない)は、休みなく、死體まんこの中で腰を振り続けなければならない。
オオオォォオオォォォオオォォン🖤 オオオォォオオオォォォオオォン🖤「ひいいいぃぃ~~~~~~~~♡♡」
(死にたくない♡ 死にたくないいぃぃ~~~♡♡ まだ一度も女の子とエッチしたことないのに……
何で……♡ 何でこんなことに……♡オナニーばっかりの毎日を変えたくて……
転売でちょ、貯金とかできたら、か、彼女とかできるかもって、お、思って……ひいいぃぃ~~~~♡♡)――パン🖤 パン🖤 パン🖤 パン🖤 パン🖤最中に胴體がぽきりと折れてしまうのではないかと疑うほど、今の青年の腰回りは弱々しい。それでも、肉が削げ落ちて軽量になっているので何とか振れないことはなかった。
生存本能に突き動かされ、歯を食いしばりながら軽い腰を前に突き出し、そして必死の思いで引く。冷たい死の穴へ、せっせと生気のこもった汁を吐き出し続ける。
びゅっびゅ💛 びゅっびゅっびゅっびゅうぅぅ~~~~~💛💛……
……………
――――「ぁ……♡ いや……♡ いやぁ……♡」
青年はほとんど壊れてしまっていた。怯え、泣きながら、「管理室」の隅に縮こまって首を振る。
體重はもう25kgを切っていた。命を保っていられるギリギリの線だ。
機の上で――がたっ💜 がたがたっ💚 がたがたがた🤍💜 ウニョウニョウニョウニョ💗 ウィィ~~~~~~ン💙 がたがたがたがたごとっごとっごとっごとっ🖤今日はまだ全て未使用の、6種のオナホールが食慾旺盛に動いていた。
――ねちょっ💜 ねちょねちょ💜 ねちょねちょねちょねちょ💜 ウネウネウネ💜 ウネウネウネウネ💜 ほかっ💜 ほかっ💜≪ネッチョリ貪るサキュバスホール≫が、入り口をくぱぁ……💜 と開き、その中を見せつけた。決して部屋が寒いわけではないのに濃い湯気が上がっている。
入り口のビラビラが誘うように波打って、奧で粘液を泡立てている。「ネッチャネッチャ💜」という音が立っている。最も使い込
まれた穴という自信を覗かせ、主の使用を餘裕たっぷりに誘っていた。
油斷は一切できない。事前に甘く誘惑する時ほど、挿入後に激しく、粘著質に搾り取ってくるこのホールの「性格」は骨の髄まで身に染みていた。
――ニュルニュルニュルニュル💗 グチュグチュグチュグチュ💗 ネチョネチョネチョネチョ💗 パクパクパク💗 パクパクパクパク💗≪ミニミズミミズミルミズミミズミニミルミズミミズの筒≫から、待ちきれない様子で、100匹近くのミミズたちが小さな顔を出した。今日もいち早く精子を食べ盡くしたいという意志が感じられ、これを無視するとおちんちんをぐちゃぐちゃのコンポストにされるようなミミズ地獄を何十時間も味わわされる。この筒での數々の體験と見た目のせいで、青年は二度とスパゲッティの類を口に入れることはできなくなった。どうやって突っ込んだらいいかわからないほどの密度だが、いつも賢いミミズたちはペニスを上手に中へ迎え入れ、逃げられなくなった後に壯絶に絡みついてくる。中で繁殖しているのか、最近ではさらに數が多くなって、ペニスを入れることが本當にためらわれる。
――ジュズルルルルルルル🤍💜 ズゾゾ🤍💜 ズゾゾゾゾゾゾゾ🤍💜 ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ🤍💜!!!!
≪天上天下卑棒獨損≫が排水溝のような吸引音を立てて呼んでいた。青年は愕然とする。昨日は「一定の速度でシゴきがら、耳の中に息を吹きかけられている間に射精すると負け」というオナニーゲームを耳の中の聲と行い、案の定ボロ負けしてしまった後、懲罰バキュームで精液も潮も、鈴口から裡返った金玉の皮が僅かに顔を覗かせるくらいの強さで12時間吸われに吸われまくった。それなのに、まだ精液を欲しがっている事に対して恐怖しか感じない。
――ウイイイイイィイィィ~~~~~~~~~~~~~ン💙 ウイイイイィィィイイイイイイイイイイイイイイィィ~~~~~~~~~~~~~ン💙💙≪CYCLONE DICK KILLER V4≫は身の毛もよだつモーター音を上げて、凹凸で一杯の內部を高速回転している。あまりにハイパワー過ぎて、風が青年の所にまで漂っていた。
一ヶ月くらい前に慌てて停止操作を行っているうちに変なボタンを押してしまったらしく、射精する度に必ず亀頭集中責めモードで潮噴きをさせてくる最悪な狀態から戻らなくなってしまった。マニュアルを読んでも解除方法が載っておらず、書いてある電話番號へかけても「ただいま、大変混みあっております」の音聲が流れて一度も繋がったことがない。必要な射精回數は前と同じなまま毎回潮噴きを挾むので倍の時間がかかり、本當に地獄中の地獄だった。心の底から使いたくないが、1日使用を休むと潮噴きの回數が40回に増えるディックキルモードに変わるので、どうしても使わざるを得ない。
――オオオオォォ~~~~~~~ン🖤 オオォォ~~~~~~~~~~ン
🖤≪怨念の穴≫が呪気を放っている。最近では青年がどんどん「死」に近づいていることが嬉しいらしく、「早くこのオナニー猿をあの世へ送ってやりたい🖤」と、本當にしつこく、死後の世界に引きずり込もうと穴の中が動きまくるようになった。
「ひぃっ♡ ひいいぃぃ~~~~~~~~~~~~♡♡」
勢ぞろいで並んだオナホール一同を眺めながら、パニックになって青年は頭を抱え、管理室の隅でうずくまった。
『もうこうなっては一巻の終わりです♡例えこれらのオナホールを廃棄しても、カードを焼いたり破り捨てたとしても、どのオナホールもあなたのチンポの「匂い」を覚えていますから、必ずあなたの元へ戻って來ることでしょう♡所有者の命を最後の一滴まで吸い盡くすために♡』
「いやぁあぁぁ~~~~~~~!♡」
青年は泣きながら悲鳴を上げた。耳の中の聲が冷酷に語りかける。
『本來、購入した商品は責任を持って使用しなければならないものです。
運よく手に入れることができたのですから……どうぞ、それら6つの名品を、最期の一瞬まで、餘すところなくお使いになってください♡……では』
機の一番端から、腹の底まで震えるような、悽まじい唸り聲が聞こえてきた。
――ウ゛ウ゛ウウウゥゥウウゥゥゥ~~~~~~💚 ガルルルルルルルルル!💚 グルルルルルルルル!💚 ゴルルァグルルゴルルガルルルッ!!💚💚昨日≪天上天下卑棒獨損≫に吸われまくっていたせいで丸一日使用されていなかった≪モンスターホール -搾精怪筒VS人類-≫が、どんな猛獣も尻尾を巻いて逃げ出すような殺気を放っていた。
入り口からは、でろぉ~~~💚 だらだらだらぁ~~~~💚 と涎のように透明な、ねっちゃねちゃの粘液が漏れ、床まで滴り落ちていた。
筒內は、空腹時の胃が盛んに収縮運動を行うように、ぎゅるぎゅるぐねぐねぐね💚 と音を立てていた。捕食のための牙であるゾリゾリ壁が、筒の中で竜巻みたいに亂回転している。あまりに回転が兇暴すぎて、機から床に震えが伝わっている。
――こんな動きの中に、ペニスを突っ込んで、さらに上下されてしまったら……♡☠「ひいいいぃいぃぃぃ!!!♡ ひううううぅぅぅぅぅぅ~~~~♡♡ ステイ!♡ ステ~~~~イ!!♡」
必死の哀願は全く聞き入れられなかった。≪モンスターホール≫がシリコンの體をぐぐぐっと縮め、次の瞬間、ミサイルのように青年の股間へ突き刺さった。
ズボンもパンツも一瞬で食い千切られ、ズボボボッ! っと肉棒が穴の奧に飲み込まれる。そして――「た、助け!!♡♡♡――」
その後24時間、狹い管理室の中で、空腹の怪物と弱った人間が奏でる、迫力満點の戦闘音が響き続けた。
――ガッポガッポガッポガッポ!!!!💚💚 ガッポガッポガッポガッポガッポガッポ!!!!!💚💚 ギュルルルルルルルグチュチュチュチュチュチュチュ💚💚 ガッポガッポガッポガッポガッポガ
ッポガッポガッポガッポガッポガッポガッポガッポガッポガッポガッポガッポ!!!!💚💚 グチュチュチュチュチュチュチュチュチュモグモグモグモグモグ💚💚 ガッポガッポガッポガッポガッポガッポガッポガッポガッポガッポガッポガッポ💚💚「ギャアアァァァァァァ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!♡♡♡♡」
部屋中をバウンドする青年の體。何人たりとも止められないパワーとスピードでとんでもない上下を続ける黃緑色の怪筒。
『あ~あ……♡ えっと……うわぁ……♡おちんちんが……♡ あ~あ……煙が出そう♡ 精液も泡立ってクリームみたいに……♡これは果たして……「オナニー」と呼べるんでしょうか? どちらにせよ、サポートの必要はありませんね♡ どうか頑張って戦闘を繰り広げてください♡あなたが最期までオナニーライフを楽しめるよう、私も心から祈っております♡』
今日は24時間、怪筒にペニスを「捕食」され、明日は、1日食事にありつけなかった5つのオナホールたちから、それぞれ酷い目に遭わされる――青年は自らの身體をもって、手に入れた物を「使う」という責務を果たすことになった。
そのおよそ3週間後――青年はアパートの自室で、死體として発見された。
體重は10kgほどしかなく、死因は衰弱死と餓死の両方の線で調べられたが、結局不明のままだった。右腕の筋肉だけアスリート並みに引き締まっており、陰莖が鉛筆程度の直徑に「ちびて」いて、表面に6種類ほどのおぞましい摩擦痕が殘っていたため、まさに「怪死體」だと論じられた。
青年が自室に持っていた在庫のゲーム機やカードは、遺品として親の元に屆けられた後、やがて処分のため売りに出されることになる。
そこに6枚のオナホールカードがあったかどうかは定かではない。
🚪👄🦊🚪👄🦊🚪👄🦊🚪👄🦊『なぁ坊ん🧡 えぇやろぉ?🧡』
――ジュポ🧡👄ジュポ🧡👄ジュポ🧡👄ジュポ🧡👄ジュポ🧡👄ジュポ🧡👄ジュポ🧡👄ジュポ🧡👄ジュポ🧡👄ジュポ🧡👄ジュポ🧡👄レロレロ👅🧡👅🧡ジュポジュポジュポ🧡👄🧡👄ジュポジュポジュポ🧡👄🧡👄レロレロレロ👅🧡👅🧡「あああぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~♡♡ おおおぉぉ~~~~~~~~~♡♡ イカせっ♡♡😭 イカせてぇぇ~~~~~~♡♡😭」
男子高校生の陰莖の根元には、真っ黒い輪のような模様が浮き出ていた。
そのせいで一滴も精液が出せない。
ぴゅっ💙 ぴゅっ💙😭 ぴゅっ💙😭 とろぉ~💙😭延々我慢汁だけ吐き出し続ける。
――昨日のことだった。
「晝食」のフェラチオを3時間味わった後、腰が抜けて立てないのを壁に寄りかかって何とかごまかしながら、父親からの「通信高校へ通わないか」という提案を受けた。
話しながら、自分の変わり果てた姿を見て父親が愕然としていることが伝わってきた。
男子高校生は頬がこけ、目の下に
真っ黒いクマが浮いていた。痩せてアバラ骨も見えている。2、3日食事をとっていない、ということだけではこうはならない。明らかに病気の疑いがあった。
そこで、明日母親と一緒に病院へ行くことと、通信高校へ通う話を前向きに考えているという話を≪悪狐≫へ告げた。
通信高校に通えば、スクーリングや試験などの間、≪悪狐≫の口から少しだけでも逃れられるのではないか、と內心では考えていた。
しばし沈黙してから、≪悪狐≫は石壁にくり抜かれた円の中で優しい微笑みを浮かべた。
「勿論ええで! それが坊んの選んだ道なら、うちは尊重するだけや。
……まぁ、『頃合い』やしなぁ🧡なぁ坊ん🧡今から少しだけ……うちと『げーむ』で遊んでくれへんか?🧡」
そして男子高校生は、≪封印されし悪狐≫の話に乗ってしまった。
「あ゛あぁっ!♡ あ゛ぁっ!♡ ひいいぃぃぃ~~~~~~♡ 『あっこ』、『あっこ』ぉ~~~~~♡」
悪狐の麗しいピンク色の唇が陰莖を行ったり來たりする。鳴り響く咀嚼音。舌で舐め倒す意地汚い音色。
今まで散々泣かされてきた口淫と同じだったが、狀況が絶対的に異なっていた。
男子高校生が話を受諾し、≪悪狐≫が口を嵌めた瞬間、陰莖の根元に黒いリング狀の模様が現れた。
その効果は、口淫が始まったらすぐにわかった。いつもなら最初に口を一往復されただけで腰が崩壊し、二往復目であえなく射精してしまうのだが、二往復しても、三往復しても、十往復しても百往復しても、精液が全く出て來なかった。
陰莖の根元に蓋をされてしまったようだった。びくびくっ♡ っと精管が液の汲み上げを行っても、蓋に阻まれ、全て睪丸にUターンしてしまう。ただただ、ぴゅっぴゅ💙 ぴゅっぴゅ💙 と我慢汁だけが口の中へ出続けた。
『なぁ坊ん🧡 辛いやろぉ?🧡 いつもならもう、腰が抜けるほどお口ん中に白いお汁を出しとるところやさかいなぁ🧡――ほら🧡 きつかったら、言うんやで?🧡 さっき教えたやろ?🧡「お狐様、其方(そなた)へ參ります」🧡それさえ言えば、この邪魔な輪っかが消えて、口の中へ、びゅっ🧡 びゅううぅぅ~~~~っ🧡 っと、濃いいのを射精できるんやでぇ?🧡その代わり……』
聲を聞いて、男子高校生の頭の中に、にんまりと笑みを浮かべる悪狐の口元が浮かび上がった。
『坊んの體は「こっち側」……つまり、うちのいる「壁の向こう側」に來てまうんや🧡――どや?🧡 これがこの遊びの決まり事🧡 簡単やから忘れようが無いやろぉ?🧡』
――「『3時間』、言わずに我慢できたら……坊んも忙しくなるやろから、これからの『お口』は1日1食に減らしたる🧡」という、最初の≪悪狐≫の言葉を信じて始めたフェラチオゲーム。
男子高校生は自分の勉強機の上に置かれた、デジタル式の置時計を見た。自分の記憶が定かであれば、始まってまだ3分も経っていない。あまりに絶望的な気分になった。秒の數
字が1つ増えるまでの間に、≪悪狐≫の唇はゆうに5回は股間の前方を往復し、その間肉竿は長い舌によって原形を失うほど舐め盡くされている。
そして、それ以上時計を見つめることはできなかった。せっつくように口がじゅぽっ🧡 じゅぽっ🧡 っとペニスを吸い立て、體を丸めざるを得ない。大量の我慢汁を唇が扱き出した。
「あ゛お゛お゛おおおおぉぉ~~~~~~~~~~~~~♡ あ゛おおお゛おおおぉぉ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡」
地獄の苦しみだった。本來起こらなければならない、尿道の中をぷりっぷりの精液が気持ち良く潛り抜ける感觸を、この數ヶ月でたっぷり覚え込まされたからこそ、少量の虛しい我慢汁だけ排出させられ続けるのは本當に辛いことだった。
『ほら🧡 ほぉら🧡 「こっち」へおいでぇな🧡 うちも直接、坊んに會いたいわぁ🧡 ほら🧡 怖いことなんもあらへん🧡おいでやす🧡 おいで🧡 おいで おいで🧡 おいで🧡 おいで🧡』
じゅっぽ🧡👄 じゅっぽ🧡👄 じゅっぽ🧡👄 じゅっぽ🧡👄 じゅっぽ🧡👄 じゅっぽ🧡👄 じゅっぽ🧡👄心を込めたフェラ説得が行われる。
相変わらず高校生の陰莖の弱所を知り盡くした舌の動き。がっぽがっぽと腰が空中へ持っていかれるような口の前後。
あまりにも力の差がありすぎた。
外へ出て行きたいとのたうつ精液が、ミキサー車の中の生コンクリートのようにぐるんぐるんと渦巻いて止まらない。
射精させてもらえるんだったら何でも捧げたい気持ちになる。自分が大金持ちなら財産の一切を。一國の王なら全ての國土と民を。
『我慢汁でお腹たぷたぷになりそやわ🧡早くおいでぇな🧡 「お狐様、其方へ參ります」🧡 って言うて、「こっち」においで🧡カードの中は平和やでぇ🧡 親にやかましいことも言われんし、坊んの心を傷つける輩もおらん🧡 うちとふたりっきりで、楽しうやろうや🧡 な🧡 な🧡』
じゅっぽ🧡👄じゅっぽ🧡👄れろれろ🧡👄じゅっぽ🧡👄じゅっぽ🧡👄じゅっぽ🧡👄じゅっぽ🧡👄じゅっぽ🧡👄じゅっぽ🧡👄じゅっぽ🧡👄じゅっぽ🧡👄じゅっぽ🧡👄じゅっぽ🧡👄口の動きが速く、そしてねちっこくなる。絶対に射精を我慢させない動き。しかし、絶対に射精をすることはできない。
「だざぜで♡ 『あっこ』♡ 『あっこ』♡ おねがい゛♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あっ♡ あああぁぁ~~~~~~~~~♡♡」
腰を屈め、地面に膝を突き、懇願のポーズになる。しかし、リングは全く射精を許してくれない。決められた言葉を言わなければならない。
舌と口の動きで頭の中を滅茶苦茶にされているうちに、射精欲だけで口を開きかけ――一瞬、不吉な予感を覚えて言葉を呑み込み――「🦊🧡」
ジュルッ🧡👄 ズゾゾゾゾゾゾゾゾゾォォオオォォォ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~🧡👄🧡👄🧡👄」
何もかもを崩壊させるとどめの「射精乞い」を前に、完全に陥落してしまった。口を開き、切実過ぎる聲で発聲をしてしまう。
「お♡ お♡ お……『お狐様♡』……
そ、そ、そ……其方(そなた)へ參ります♡ 參りますぅ♡』」
『……よっしゃ🧡』
言った瞬間、何か取り返しのつかない力が體を包んだような気がした。
頭の中に聞こえた≪悪狐≫の聲には、これまでと別人のような、殘忍な響きがあった。
しかし、違和感を覚える間も無く、陰莖の黒いリングがぱっ、と消失した。
「!」
獲物の息の根を止める時のように、ずずっ🧡 っと≪悪狐≫の口のマズルが伸びた。熱い口の中目がけて、高校生の睪丸から尿道口までを、極太の白濁液が潛り抜ける。
びゅっ💛 びゅるるる💛 びゅぐるるるるるるるるるるるるうぅぅぅぅぅ💛💛「あ゛ああぁぁ~~~~~~~~~♡♡ あおおおぉぉ~~~~~~~~~~~~~♡♡」
それは間違いなく、男子高校生が人生で味わった中で最大量の射精だった。精通の時の量の10倍はあった。
「お゛お゛お゛♡ お゛オ゛お゛オオオオオオ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡」
頭の中の全てがかき消え、精液色になるほどの放出感を味わいながら……
じゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる🧡🧡 ずぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞおおおおぉぉぉぉおおおぉぉぉ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!🧡🧡≪悪狐≫の口が、素直になったご褒美を與えるように、有り得ないほどの吸引を浴びせてきた。これまでとは桁が違った。濃厚汁が一瞬で口の中に引き摺りだされていく。
全身が弓のように反る。腰どころではなく、體全體が前へ持って行かれる。
男子高校生は、ふわっと體が浮くのを感じた。重力が消失する。
『ほぉら🧡 くそ坊主🧡 約束通り、こっちの世界に連れ込んだるでぇ~~~~~~~~~~~~?🧡』
「うわあああぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!」
叫びとともに、高校生は自分の體が前へ移動し、體が小さく折りたたまれるような感覚を味わった。何もわからない。何もかも回転している。世界が圧縮され、點になり、最後にはそれすらもぷつんと消えた。
目の前に暗闇が広がった。
(はぁ……♡ はぁ……♡ど、どこ……ここ……)男子高校生は立っていた。
體が元の大きさになっていた。ちゃんと四肢はあるが、衣服は何も身に著けていない。
足の裡に冷たい石床の感觸があった。
空気が閉塞している。自分がこれまで閉じこもっていた部屋とは比較にならないほど、深く閉ざされている空間のようだった。
きょろきょろと辺りを見回す。
(え!?)暗闇の中に明るい點が見えた。
そこから僅かに覗いているのは、間違いない。見慣れた自分の居室の、壁の一點。
(ど、どうして? こ、ここどこ?一體何が、何で……)男
子高校生はそこで思い出した。≪悪狐≫が言っていた言葉を。
――『坊んの體は「こっち側」……つまり、うちのいる「壁の向こう側」に來てまうんや』
ぼっ……!
高校生はびくっ! っと體を震わせた。
空間に青白い炎が浮かんでいた。何もない空中でゆらゆらと燃えている。
「狐火」という言葉が頭の中に浮かんだ。
「ちゃんとした姿では初めましてやなぁ、『坊ん』🧡」
至近距離で女の聲が聞こえた。狹い部屋に反響しているが、聞き覚えがある聲だった。
男子高校生は振り返って――「!!!!!♡♡♡♡♡♡」
ぴーんと全身が伸びた。腳も腕も背も。「その者」の姿を、正面からもろに視てしまったからだった。
「うわ♡ うわああぁぁぁぁあぁあぁ~~~~~~~~~~♡♡♡」
青白い狐火に照らされ、高校生の瞳に映し出されたその體は、一糸も纏っていなかった。
どたぷん🧡 と垂れて揺れる「何か」の大きさと、下側にあるどっちりとした「何か」の雄大さは、瞳の中に収まりきらないほどだった。
肌はどこもかしこも白い。一歩歩いただけで、たぷん🧡 たぷん🧡 とたぷん🧡 と、體の様々な部分がとろけるように揺れた。
「何や、恥ずかしなぁ🧡 でも、うちと坊んの仲や🧡 もっとじっくり、視てくれてもええんやでぇ?🧡」
顔がずい、と、男子高校生の近くに差し出された。
その口元は、まさしく、何度も見たカードイラストの、穴から覗いていた物と同一で相違無かった。
「全體」を始めて見て、男子高校生は言葉を発することができなかった。呼吸をすることも忘れていた。目がとろけ、口元がとろけ、涎がたらっと唇の端から筋を成した。
がっくりと膝をつく。腰を抜かしてしまった。それでもその「顔」と「體」から目が離せない。二つの「何か」をぷらん、ぷらん🧡 とわずかに揺らし、突き出した顔はニヤニヤと意地悪く嗤っていた。
……ぴゅっ💛 ぴゅるるっ💛 とろぉ~💛男子高校生は半分白目になり、まるで失禁するように、ペニスから精液を漏らした。石の上に撒かれた白濁を、「その者」が呆れたように眺める。
「あ~あ🧡……まぁ、うちの姿をこないな青臭いガキが直視してもうたら、こうなるやろ🧡」
「『あっこ』……しゃまぁ……♡」
神の名前を呟くように高校生が聲を出した。放心狀態が続いている。口が開いたままだった。もう二度と閉じないかもしれない。
「しょうもないガキやなぁ🧡 そんなアホみたいな名前でもう呼ぶなや🧡まったく、何て名前やねん。≪悪狐≫て。悪者なんがバレバレやんけ!
……まぁええわ。
それじゃあ『坊ん』🧡」
その者が顔を高校生の橫に持ってきた。とろとろの匂いが鼻に流れ込んできて、陰莖からまた精液が少量漏れ出た。口を近づけた主は嘲りの笑みを浮かべ、今までとは違って本當に、直接耳の中へ言葉を囁いた。
「うちの本當の名前は■■や🧡 これからは、ちゃんとこっちの名前で呼ぶんやで?
今回はな、お前の命をぜぇ~んぶ平らげるために、ここへ呼んだんよ🧡 10日くらいかかるんやけど……ま、構わへんやろぉ?🧡ただ……」
囁きながら、白い手を男子高校生の肩に置いた。長い指がぴとりと觸れた。
「!?!?!?!?!?~~~~~~~~♡♡♡♡♡」
觸れられたほうの肩ががくっと下に下がり、その代わりに背筋がまたぴーんと伸びた。
指先の感觸がなめらかすぎて、瞬間的に肩の骨が溶けた心地がした。先にちゃんと腕がついているかどうかもわからなくなる。
「ぁへ……♡ ぁへぁ~……♡」
腰が崩れ、恍惚としている高校生を無視して、■■が囁いた。
「うちはお前の精液吸ってたお陰でなかなか力も戻ってきとるし、今からの時間は『直接』吸うことになるさかい……
色々と、だいぶ大変なことになると思うんやけど……🧡まぁ、『友達』やさかい、何もかも許してな🧡 ほんで、さっぱりした心であの世に逝こ🧡 な?🧡」
男子高校生はもう、自分が何を言われているかもわかっていない。しかし、とろとろになった意識の中、すぐ橫の足元に和布団が一枚敷いてあることだけはわかった。
「ぁ……♡ ぁ……♡」
「さ🧡 橫になりぃな🧡楽しい楽しい『珍々遊び』の始まりや🧡」
「ど、どこに行ったんだ!?」
朝になって母親と父親が、予備の鍵で扉を開け、息子の部屋に立ち入ってきた。
中に息子の姿は無く――ベッドの下のほうに1枚、「マクガフィン」のカードが裡向きに置いてあった。
よく見れば、そのカードはパタパタ♡ パタパタパタパタ♡ と細かく震えていた。
しかし両親ともにそのカードへは注意を向けず、父親は玄関の靴を確かめようと外に出て、母親はどこかに書置きが無いかと機の上や引き出しの中を必死で探し始めた。
裡向きのカードはずっと放置されることになった。
穴も塞がって、暗く澱んだ空気の部屋の中――パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊 パン🧡🦊布団が兇暴なリズムで上下に揺れる。
「『お船に帆かけて す~いすい♪🧡風吹いて 山見て 海回る♪🧡』
……あははは🧡 どや?楽しいやろ? あぁ……今喋れんのんやったなぁ🧡」
みっちりと白い雙肉に飲まれて、男子高校生の頭部はすっぽり、みっちり、たっぽりと世界から見えなくなってしまっていた。
「ん~~~~~♡ ん~~~~~~♡」
全てが自分の許容範囲を超えており、どろんどろんになった。そのことを、悲鳴と鼻息と、腰の震えが示していた。
布団の下から、腰を打ちつける音と同時に、ぐぽっ🧡 ぐじゅるっ🧡 ぐぽぽっ🧡 っと聞いたことのない
摩擦音が鳴っていた。3回ほど「ぱんぱんぱん🧡」とされるごとに男子高校生の腰が「びくびくっ💛」と跳ね、その後で布団の下から、「ぐぢゅるるるるっ!!🧡🧡」っと何かを吸い上げる音が響いた。
高校生の雙眸からぶわっと熱い涙が溢れた。
「なんや、イジメとるみたいやなぁ🧡ま、ええやろ🧡 だってお前も、イジメられるのには慣れとるわけやさかいなぁ🧡オラ🧡 オラ🧡 もっと泣けや🧡」
上から高校生の體を抱き、のしかかったまま、下半身をダイナミックに上下させた。歌のテンポが速くなる。「巣穴に潛った鼠さん🧡 狐に騙され食べられる🧡 ぱくぱくぱく🧡 ぱくぱくぱくぱく🧡♪」布団の中の、叩きつける音が、拍子を刻むように高速に、そして力強くなる。ぱん!🧡🦊ぱん!🧡🦊ぱん!🧡🦊ぱん!🧡🦊ぱん!🧡🦊ぱん!🧡🦊ぱん!🧡🦊ぱん!🧡🦊男子高校生は泣いて、泣いて、泣いて、泣き盡くして、全てを悟った。
これまで自分が周りの人間たちに受けていたものなど、「いじめ」の內には當てはまらない。
そして自分は、きっと――これまで、この「お方」に、この布団の中で虐め抜いていただくため、ただそのためだけに生まれてきたのだ……♡17歳の眼窩から流れる洪水のような涙は、苦悶と、絶望の念が大量に混ざっていたが、確かにそれは「感涙」と呼ぶ種類のものだった。
「……ふぅ🧡」
その存在が腰を持ち上げた。
ほかほか♡ と湯気を立ち上らせながら、高校生の陰莖がくてんと「どこか恐ろしい場所」から解放され、橫倒れになった。
ほぼ丸二日の間死ぬほど発射し通しだったのに、陰莖には一滴の精液も付著していない。全て「どこか」の奧へ食べられてしまった。
かぱっ🧡 っと、顔を塞いでいた2つの肉毬が外された。
ねとぉ~~~~♡ と、涙と鼻水が透明な綱となって上へ伸びていく。男子高校生はもう叫ぶ気力もなかった。その存在の美しい顔を見ながら、うわごとのように呟き続けるだけだった。
「■■しゃま……♡ ■■しゃま……♡ ■■しゃまぁ……♡」
「くっく🧡」
侮蔑の笑みを漏らしながら、その存在は體勢を変えた。體を上下逆にして、顔がペニスの前にやってくる。頭が下がると、むわっ🧡 っとペニスに暖かい吐息がかかった。
その濃霧を浴びただけで、高校生の背筋にびりびりびりっ♡ っと電気が走った。
「ぁ……♡ ぁ……♡」
そして、必然的に高校生の面前には、頭とは逆の位置にある部分がやってくる。途方もない大きさ。視界が全て、そのどっちりした膨らみに覆い隠される。ぷぅ~ん🧡 と、濃厚で甘い獣臭が漂ってきて、男子高校生は成すすべなく、陰莖から精液を漏らした。とろとろとろとろ……💛 と、白くて熱い物が溢れて止まらなくなる。
「何嗅いだだけで漏らしとるんや🧡 おしめでもつけといたろか?🧡……まぁええ🧡 好きなだけ堪能しとけや🧡 これから、とんでもないことになるんやさかいなぁ🧡向こう
で『穴越し』に味わうのと、こっちで直接味わうのとでは、まさに雲泥の差やさかい🧡……あー、今までやりにくかったわ🧡」
■■が、べろべろべろべろ🧡 と、陰莖の近くで舌を動かしたのが伝わって來た。不吉な風が、精液が止まらなくなった陰莖に浴びせられる。
「これからお前が味わうのは、本當の『本気』や🧡 多重世界の支配者を數多墮としてきたうちのフェラチオ、ガキチンポで受け止めてみぃ🧡ほな、行っくでぇ~~~~~🧡」
ぴと……!🧡舌先が亀頭に觸れた瞬間、男子高校生の腰から下の骨が全て外れてしまうほど、下半身がビククククククウゥゥ~~~♡♡ と震えた。何が、どれだけ「今までと違う」のかが一瞬で伝わってきた。
「あ゛ア゛ッ!?!?!♡♡ ご、ごれ゛!!♡♡ ほン゛どにヤバ♡♡♡……」
ズシィ!!🧡🧡 と上から巨大な肉塊が降ってきて、高校生の叫びは寸斷された。
にゅるるるるるるる🧡 がぽっ🧡……がぽっ!🧡👄🦊 がぽっ!🧡👄🦊がぽっ!🧡👄🦊 がぽっ!🧡👄🦊がぽっ!🧡👄🦊 がぽっ!🧡👄🦊がぽっ!🧡👄🦊 がぽっ!🧡👄🦊がぽっ!🧡👄🦊 がぽっ!🧡👄🦊がぽっ!🧡👄🦊 がぽっ!🧡👄🦊がぽっ!🧡👄🦊 がぽっ!🧡👄🦊がぽっ!🧡👄🦊 がぽっ!🧡👄🦊 れろれろれろれろれろ🧡👅🦊 がぽっ!🧡👄🦊 がぽっ!🧡がぽっ!🧡👄🦊 がぽっ!🧡👄🦊がぽっ!🧡👄🦊 がぽっ!🧡👄🦊がぽっ!🧡👄🦊 がぽっ!🧡👄🦊がぽっ!🧡👄🦊「!!!?!?!?!?!?!?!??!?♡♡♡」
獣臭が濃厚に薫る肉塊の下、高校生の自我が粉々に崩壊した。ミクロの世界で粉になった自我とペニスが何億回もかき混ぜられる。世界新記録のバタ足をするように腳を激しく布団の中で上下した。腰をよじって、下半身を千切って逃げたいが、極悪な狐舌を前に腰がとろけ力が入らない。
宙に浮いたカードではなく、確かな首の力で上下に動く口。本當に無理だった。陰莖にぴったり合った唇の輪。卑劣な舌の動き。ペニスからあらゆるものが誘い出される。びゅっびゅ💛がぽがぽ🧡びゅっびゅ💛がぽがぽ🧡びゅっびゅ💛 のリズム。尿道が異常なダイヤの山手線ホームのようになる。
『くっくっく🧡 どや?🧡 もう二度と外に出ることは無いし、傷つくことも無いんやで?🧡 良かったなぁ🧡3ヵ月分の、「友達代」の一括徴収や🧡 利子つけて、きっちり払うてもらうでぇ~?🧡』
がっぽがっぽがっぽがっぽ🧡👄🦊 がっぽがっぽがっぽがっぽがっぽがっぽ🧡👄🦊 がっぽがっぽがっぽがっぽ🧡👄🦊「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡」
末期の聲も出せない。ぐりぐり🧡 ぐりぐり🧡 と巨肉を、嘲るように左右に振られ、重みと臭気を顔面に押し付けられる。
その巨肉からは、豊かで、あまりにも滑らかな9本の尾が垂れ下がっていた。
――――「ひっ!? な、何だこれは!!」
2週間後。
行方不明になった男子高校生の部屋を捜索し
ていた警官が聲を上げた。ベッドの下にあった裡返しのカードを見つけたのだ。
それを表に返して絵柄を目にし、絶句した。
イラストには、紐狀に細くなった死體のようなものが描かれていた。
カード名は≪精気を吸い盡くされし引きこもり高校生の死體≫。
それは従者カードでも、魔術カードでも、財寶カードでもない。
収戱で使用することのできない単なる「物體」のカード。
「な、何なんだこれは。悪趣味すぎる……」
「手作り……の感じではないし……どこで売られてるんでしょうね、こんなの……」
結局高校生の行方は全くわからず、捜査は打ち切りとなった。部屋は扉も窓も鍵がかかった密室狀態だった。
両親はビラを配ったり聞き込みを行ったりして、生涯行方を捜し続けたという。
石壁に囲まれた暗黒の中で、聲が響いた。
「ふぅ🧡 食った食った🧡まぁ、今のガキみたいなのを10人くらい吸い殺せば外に出られるやろ。
その後はどうしよかなぁ……まぁ、昔の縁でも頼ってみよか……🧡」
🚸🍑👨⚖️🚸🍑👨⚖️🚸🍑👨⚖️🚸🍑👨⚖️「ウ゛ワああ゛ああぁ゛あああああああああああああああ゛アアアァァァァ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!♡♡♡」
隣町まで響くサイレンのような悲鳴だが、「魔の公園」フィールドはせいぜい1km四方で區切られた空間で、空や遠くに見える山は見かけだけのものだ。
ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛🤎💛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛🤎💛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛🤎💛穴の中のヒダの一つ一つが、激烈な懲罰のオーラを纏って動き続けている。
生まれ落ちてからずっと自らとともにあった「男性器」という器官を、これほどまでに恨めしく思ったのは過去に一度も無い。
それは通常であれば、少し弄るだけで手軽に快感を覚えることができる、たった一人の友のような存在だった筈だ。
しかしそれは今では、この世の物とは思えない刺激を延々受け取らされるための、最悪のアンテナとなってしまっていた。
腰を左右に振り、少しでも散らしたいが、巨大な褐色の臀部をみっちり落とされ、全く動かせない。
「快楽」というのは、行くところまで行き著けば、たった今性器で受け取っているほどの物になる。男はそのことを世界に向けて発表し、世の男性全てへ、今のうちに性器を切除したほうが安心して暮らせるという事実を宣伝したい気持ちになっていた。
首都高に1兆臺の車が乗り入れた時と同じように、快感を伝える神経が崩壊を起こしてしまっている。地球上の車を全て集めても15億臺だ。実際にそんな常識外の事が起きると、高架が崩れ、地面が
ぐしゃぐしゃになり、ともすれば東京自體が海の底に沈んでしまう。それと同じことが今、自分のペニスで起きていた。
びゅっ💛 びゅるるるるるるるるるるるるるるっ💛もう、射精しているのかどうかすらもわからない。それでも射精の勢いで腰が跳ねようとして、お尻が重すぎてねじ伏せられる。
「さらに1回射精。1萬年追加」
剣を地面に突き立てたままで、≪斷罪の男根処刑戦乙女(オーガンパニッシュ・ヴァルキュリア)≫が冷たく宣告した。
ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛🤎💛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛🤎💛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛🤎💛「ウ゛エ゛エエエエエエェェェェエエエエエエエエエエエエ♡♡ ぢぬ♡♡ ぢぬううぅううぅぅううううぅぅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡」
みちみち咥え込まれている。ペニスの逃げ場は全く無い狀態だった。枷を嵌めた罪人に刑罰を加えるように、最大限のウネウネが容赦なく浴びせられる。雷に打たれ続けている體に、ミサイルを何本も撃ち込まれているようなものだった。何萬枚もあるヒダの全ての動きが激しく、そして無情だった。射精させるという目的に比べてあまりに強大すぎる刺激だ。その悽まじさたるや、ペニスから伝わって、男の尻の下に広がる砂場がすり缽型に変えられていくほどだった。その外の公園の地面もビリビリ振動している。多分その振動は、100mくらい地中まで伝播していると思う。
「お前の心が真に清らかであれば、耐えられる筈だ。
淺ましく射精を続けるようであれば容赦はない。このまま、地獄を越えた地獄へ連れていってやる🤎💛」
冷然とした笑みを浮かべた≪戦乙女≫には、もはや、男の従者であった頃の面影は殘っていなかった。
ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛🤎💛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛🤎💛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛🤎💛「だ♡ じ♡ げ♡ で♡ えぇぇぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡」
言われていることの訳が分からなかった。お願いだから、誰でもいいから弁護士を呼んでほしい。
どんな清らかな心を持っていれば、この中で射精を我慢できるというのだろう。
例えペニスの代わりに石柱を挿入したとしても、10秒も経てば命が芽生え、射精してしまうはずだと男は泣いて訴えたかった。
男の眼球は自分の視神経の付け根辺りを向いていた。ペニスも心も崩壊する、お尻の穴からずっと変な液が漏れ続けている。
ぴゅっぴゅ💛 ぴゅううぅぅぅぅ~~~~~~~~~~~~~~💛💛「さらに1萬年追加」
ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ
゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛🤎💛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛🤎💛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛🤎💛ニ゛ュル゛ニ゛ュル゛ニ゛ュル゛ニ゛ュル゛ニ゛ュル゛ニ゛ュル゛🤎💛穴內部の音が外まではっきりと聞こえる。入り口がこんな、防音室並みに密閉されていることと併せて考えれば、中で起きていることの悽まじさが察せられた。その恐怖の內部に満ちた、男根を審査するための力は、精液を放てば放つほどに疑り深く、徹底的になっていった。
神話レベルの體験だった。男は自分のペニスも、體も、お尻の下にある公園も、全てがバラバラになっているのだと思った。情けも容赦も無い。茶色に染めていた髪は、毛根が死んで抜けてしまい、今はもう2~30本くらいしか頭に殘っていなかった。
むちむちの太腿はまるで罪人を押さえつける嵌め具のようで、尻はずっと、絶対的な重石のように不動のままだった。穴の中ではずっと、グチュチュ🤎💛 ズポポ🤎💛 と、殘酷な音が鳴り響いていた。この音を世の男性に聞かせると性犯罪率が限りなくゼロに近づきそうだった。
斷罪の女陰に精液を注ぎまくり、処刑の力でミルつきのミキサーのように練り上げられる。ぴったりと貼り付いて気密性が高いが、それでも中の攪拌が異常なほどの頻度と速度なので、しっかりと練られ、出したタンパク質のほとんどが、まろやかなペースト狀にされて陰莖の根元へ付著する。
「~~~~~~~~~~♡♡♡」
砂場の周りのベンチの上、「陪審員席」から聲が聞こえる。
「え~ん🤎 え~ん🤎 この『ごーかんま』を、じごくにおくってくださぁ~い🤎」
「でないとあたしたち、こわくて、よるもねむれませぇ~ん🤎」
ベンチの上にその大きな尻を乗せ、3體の≪お尻振り振りリャナンシー≫たちが「意見陳述」を行っていた。
それに対して男は、何の弁明も、釈明もできない。強力にざわめくヒダの動きを受けながら、ただただ有罪の証拠を≪戦乙女≫の審判の穴の中へ注ぎ続けた。
ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛🤎💛 びゅっびゅ💛 ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛🤎💛 びゅるるるるる💛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛ウ゛ネ゛🤎💛……
「では、判決を言い渡す」
24時間の審判が終わった後で≪斷罪の男根処刑戦乙女(オーガンパニッシュ・ヴァルキュリア)≫は言い放った。
元主人である男は、涙と鼻水でぐじゅぐじゅになった顔を橫に傾けている。砂場の土に液體の全てが沁み込んでいった。四肢がヒック♡ ヒック♡ と震え、體のどこにも力が入っていない。
「24時間で18701回の射精。
よって、7萬年に18701回×1萬年を追加し、1億8708萬年間、『男根処刑ヴァルハラ』
にて『男根処刑』に処し、そののちに斬首する。
何か言い殘すことはあるか?」
かつての男のエースモンスターは、何もかも白狀させたペニスを咥え込んだまま、一切の申し開きの通用しない重々しい聲で告げてきた。
≪お尻振り振り魔妖精(リャナンシー)≫は3人とも殘忍な笑みを浮かべ、「やったー🤎」「いぎなーし🤎」「じごくへおちろー🤎」と聲を上げたり、「しょうそ」と書いた畫用紙を掲げたりしている。
……ぱく♡ ……ぱく♡ ……ぱく♡ ……ぱく♡ ……ぱく♡恐らくこの世へ言葉を殘すことのできる最後の機會だが、男は度重なる男根尋問で體力の全てを使い果たし、聲を外に出すことはできなかった。
「弁明の餘地無し。よって刑は確定とする。
ちなみに……これからの『男根処刑』は、今行った責めなど比較にならん🤎💛 覚悟するがいい🤎💛呼吸する回數より多く、男として生まれてきたことを後悔する日々が待っている🤎💛 処刑は主にこの私が執り行うが、『ヴァルハラ』には、私よりよっぽど酷薄な拷問補佐戦乙女(ヴァルキュリア)が何十人といるし、今ここで口にすることははばかられるような、エゲつない拷問聖具も數多くあるから、楽しみにしておけよ?🤎💛では、これにて閉廷!罪人を連行する!!」
≪斷罪の男根処刑戦乙女(オーガンパニッシュ・ヴァルキュリア)≫の宣言によって、空から一筋の光が降って來た。
鎖が四肢から外れ、挿入したままの體勢で男と≪戦乙女≫が空へ昇っていく。
「きゃははは!🤎 じゃあねぇ~🤎 ばいば~~~~い🤎」
「たくさんくるしんで、おちんぽころされて、はんせいしてしんでねぇ~🤎」
リャナンシーたちが満足げな笑みを浮かべ、見送った。
男と≪戦乙女≫の體は雲に吸い込まれ、見えなくなった。
數日後。
現実世界の公園で、男の「首」だけが見つかった。植込みの中に、まるで空から降ってきたかのように埋まっていた。
首は鋭利な刃物で切斷されており、その顔貌は、歯の治療痕でしか身元判別ができないほどおぞましく変形し盡くしていた。
それは外傷ではなく、男自らが「想像を絶する何か」を長い時間體験し、顔の筋肉や関節を常識外の力で激しく稼働させ続けたことで生じた変化だと結論付けられた。
目玉は落ち窪み、涙の出し過ぎで眼窩が下に20cmも削れていた。口の部分は開きすぎて、頭蓋骨全體が下に長く伸びた三角錐のようになっていた。
そして額には、刻印のような文字で、「累計20京2745兆6154億8891萬21回射精及び 17京5987兆561億9821萬3452回懲罰潮」
という謎の言葉が深く記されていた。
🃏💎⚜️🃏💎⚜️🃏💎⚜️🃏💎⚜️「何これ……」
那韋鬥は呟いた。
「マクガフィン」が関わって人が死んだニュースや、失蹤したニュースがいくつも紙面に並んでいる。
北海道から沖縄まで、範囲は日本中の至る場所に及んでいた。
ある日を境にA
I音聲のような奇妙な喋り方になった男性たちの話。大量にオークションへ出品されている妖女のカード。妖女のカードの購入者たちはほぼ全員が怪死體で見つかるか行方不明になっている。≪クイーンマーメイド≫のカードを買った20代男性はびしょ濡れのミイラとなって部屋で発見され、≪おいしいミルクのサキュバスママ≫のカードを買った40代男性は下腹が土座衛門のように母乳で膨れ上がった狀態で発見された。精神が幼児退行しており、永遠に正気へ戻る見込みが無い。そういった記事が小さい物も含めると30以上も並んでいた。あとは「呪いの山札」についての噂――(何だこれ……本當にちゃんとした新聞か!? スポーツ新聞でも有り得ない記事ばかり……)一応確認すると、紛れもなく有名な全國紙の銘が記されていた。
「あ、これ知ってるー!『呪いの山札』の話。學校でめっちゃ流行ってるわ」
優哉が聲を出した。
「なんか、道端に落ちてて、拾うとどこかへいなくなっちゃうマクガフィンの山札があるんだって」
店長が目を閉じ、昔を懐かしむような聲を出した。
「へぇ、そういうの、今またブームになってるんだねぇ。僕の子供の頃もあったなぁ。『學校の怪談』とか、『ムラサキババア』とか……」
「ああ、それ俺見たことある!頭が紫色の婆さん!!」
「いや、それじゃなくて……」
店長と優哉が話している間、那韋鬥は強い違和感を持っていた。
(どの事件も「マクガフィン」が関系してるのに、全然、どこにも「マクガフィン」への批判が無い。
それぞれの事件はちゃんと重大なものとして扱われてて、警察もしっかり動いてるのに、まるで「マクガフィン」が関わっていることを全員が無視してるみたいだ……
一體……)――――「あれ? あ、あれ? え?」
男は困惑して辺りを見回した。
視界に広がる鬱蒼とした森。遠くから鳥の鳴き聲が聞こえる。
頭の中で出來事を整理する。
午前中3件の営業先を回って、コンビニで休憩を取った。
食べた後のゴミを店內へ捨てに行こうとすると、駐車場の隅に「マクガフィン」の山札があったのだ。
(え? な、何で?)それが「マクガフィン」のカードであることは、子供の頃にやっていた経験があったのでよくわかったし、積み上げられた枚數からしてちゃんと組まれた「山札」であることもわかった。スリーブが無く、剝き出しだったのは気になったが……
(子供の落とし物……か?
どんな中身だろう。今ごろのカードは全然知らないな……)興味本位で腕を伸ばし、指先が觸れた。
その瞬間男は、青と白の看板が掲げられたコンビニの軒下ではなく、周囲に緑の樹木しか見えない「森林」の中に立っていた。
革靴の裡の感觸も、アスファルトから腐葉土の上に変わった。
(な、何だこれ。「マクガフィン」の中か? でも、収戱する相手もいないのに、そんなこと……)男は暑さに耐えかね、ワイシャツの首もとを指
でつまみ、動かして微風を送った。クールビズでも顔を顰めてしまうほど暑い。
「お兄さんお兄さん! ちょっとちょっと!」
突然快活に呼ばれた。若い女の聲だった。
「え……ちょ……うわっ♡」
目を向けた瞬間、男は飛び込んできた姿にたじろいでしまった。
≪お水絞りのドリアード≫「な、何? え??」
(最近のカード??知らない……)そして思わず、視線を「そこ」へ向けてしまう。
たゆんっ……💚「うわぁっ……♡」
胸もとが大きく開いたドレスを身につけていた。豊かな白い胸の谷間が大開きに見せつけられている。
これ、Jカップくらいあるんじゃ……♡ と男は頭の中にあったグラビアアイドルのプロファイルから瞬時に導き出した。
(こ、こんなの……え? だ、だめだろ……♡最近の「マクガフィン」だと「有り」になってるのか……?♡)「もー💚 見すぎだってばー💚おっぱい好きなのはわかったからさー💚」
腰を屈め、おっぱいと視線の間に笑顔を割り込ませてきた。
「う、うわっ!」
たじろいだ後に、その顔も凝視してしまう。
(か、可愛っ!♡)どの人種に當てはまるかというのは曖昧だが、欠點は見つからず美點しか有していない。男の妄想を形にしたような若い女性の顔。さらに輝くような笑顔を浮かべているので、男心に放射される威力は悽まじいものがあった。
こっそりと視線を下げると長い乳が≪ドリアード≫の顔の下で豊かに揺れていた。
男の顔がでれっと緩んだ。
(こ、こんな感じになってるなら……ぜ、絶対買う♡ ま、また「マクガフィン」始めよ……♡)男がまた胸に目線を向けているのはバレバレで、呆れ笑いを浮かべると、≪ドリアード≫は上體を上げた。
「ねーねー! キミ、偶然『入って來た』って感じでしょ?
だって、自分の山札出してないもんね? キミは『魔術師』じゃないんでしょ?」
明るく、目を見て話しかけてくる。一瞬で距離が詰まり、警戒しようにもできない。男は、もしこの≪ドリアード≫が同僚の営業社員にでもなったら、男たちの心を全て掌握し、一瞬で自分の成績など抜かされるだろうと思った。
しかし、言われている言葉の意味は見當がつかなかった。
「え? ごめん……何?」
≪ドリアード≫は安心したように胸をなでおろした。
「良かったー!💚 じゃあ今回も楽ちんだ💚ねーねー💚 一個お願いがあるんだけど、いい?💚」
太陽のような笑顔のまま、ほがらかに尋ねてくる。どんな面倒事でも聞いてあげたいと思った。重い物を運んだり、PCのトラブルを解決したり、休んだ時に代理で仕事をしてあげたり……
「私とエッチしてほしいんだけど💚」
金屬が水を吸い込まないように、言われた意味が脳に入ってこなかった。
「え?」
――「ほ、ほんとにいいの??♡ え?♡ え?♡」
「いいのいいのー💚 そりゃそうでしょ💚 私がお願いしたんだもん💚 ありがとー💚」
ひとしきり動揺が済
むと、どんなに唐突で脈絡が無くても、その「お願い」に抗しきることは男としてとても無理だった。
木の幹を背にして≪ドリアード≫が立ったまま股を開く。下半身の布はいつのまにか、緑が地面を露出させるように分かれ、女性器をはっきりと露出していた。
毛は無い。陰唇がひく💚 ひく💚 と誘導するように動いている。
男はごくっ♡ っと唾を飲み込んだ。意識に伝わってくる。目の前にいるのは「魔物」なのだ。
「こ、こんな……外で……♡」
「え~?💚 嫌い?💚」
「き、嫌いじゃない!嫌いじゃない、ですぅ~♡」
體が勝手に、こんな機會を逃してなるものかと積極的に動いてしまう。ノータイムでズボンとパンツを脫ぎ、勃起したペニスを≪ドリアード≫へ向けた。
午後に訪問する顧客のことや、コンビニに殘してきた営業車のこと、この森からどうやって出るのかということは一旦全て頭の中から抜け出ていた。
女の體に近づくと、樹木の爽やかな匂いと女體の臭いが同時に香った。膣口からとろっと、黃色がかった樹液のような粘液が一筋垂れた。
「おっぱいに顔うずめて、ガンガン腰振っていいからね~💚 キツツキになったと思って、いっぱい私の身體を『コンコン』して💚」
≪ドリアード≫の甘い言葉で男の理性が吹き飛んだ。
「うぅ~~♡ するぅ~~~♡ 穴コンコンするぅ~~~♡」
男は≪お水絞りのドリアード≫の體にしがみついた。胸の大きさに比べて腰は驚くほど細い。しかし手を回すと、地面にしっかり根を張った樹木のような、どっしりとした安定感だった。
(あぁ~~~~♡ あああぁぁ~~~~~~♡)繁殖期の鳥と同じくらいの脳みそになって、股間の穴に陰莖を突入させる。
1時間後――男は言われた通り、腰を「コンコンコンコン♡」と必死に振り立てていた。上下逆さになったキツツキかコゲラのように≪ドリアード≫の下半身に対して「ドラミング」を行っている。
しかし――「あ゛あ゛ああぁぁぁあ゛ああぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡😭😭♡♡☠☠」
男はひたすら、當てが外れたような苦悶の叫びを上げ続けていた。
「ふわぁ~💚 どう?気持ちいいでしょ~💚」
地面に立ったまま、≪ドリアード≫は微動だにしていない。森の中で鳥や蟲に體を明け渡して悠然といるように、欠伸をして微笑んでいるだけだった。
「なっ!!??♡♡ な゛ん゛でえ゛えぇぇぇぇええぇ~~~~~~~!?!?!?!?!♡♡出゛っ♡♡ 『出ぜな゛い』~~~~~~~~~!!!!!!!!!😭😭♡♡☠☠」
男は、まるで世界最大の疑問に突き當たったかのように混亂し、愕然としていた。腰を振り続ける。抜こうとしても入り口が狹くて引っかかる。まるで、木の中に巣を作って寢ている間に、樹木が成長して入り口のサイズが変わり、閉じ込められてしまったようだった。
がっつんがっつ
ん腰を振って、體重をかけて前後させているのに、≪ドリアード≫の體はびくともしない。最初と同じ晴れやかな微笑みを続けている。
「逃がさないよ~💚 君は貴重な『水源』なんだもん💚」
≪ドリアード≫は男の胴を巻き締めた。濃厚なハグの形。男はそのことを全く有難く無いというように首をぶんぶんぶんぶんと橫に振り続け、涙と鼻水を飛ばす。その飛沫が地面に落ちる。雄大な森の大地は、その汚い汁気も有難い恵みの一部というように吸い取った。
「嫌っ!♡ 嫌っ!♡ 嫌ああぁぁぁ~~~~~~~~~~♡♡お願い♡ こっ♡ こんなの嫌あぁぁぁ~~~~♡♡ こんな♡ 『水』♡ おちんちんから♡ 『お水』だけえええええぇぇ~~~~~~♡♡♡も゛う゛やめでえぇぇぇ~~~~~~♡♡ 許じでえ゛えぇぇ~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡😭😭♡♡☠☠」
男の本気の哀願は空と草木と地面に吸い込まれる。そのどれからも助けが入る気配はない。
森というものは、豊かで、広大で、どこまでも冷酷な場所なのだと思い知る。
「無理無理💚ほら、毎日『ありがとう』って話しかけると花が綺麗に咲くとかはあるけどさー……
木や草の根っこに、『水を吸うのを止めてほしい』って言って、その通りになるなんてあると思う?💚ま、運が悪かったと思って、『綺麗なお水』だけをずっと、私に捧げ続けて💚これから長い、長ぁ~い間💚」
男は大泣きした。
「嫌!!♡ 嫌だぁあああぁぁ~~~♡」
「まぁまぁ💚 大好きなおっぱいは、好きなだけ楽しんでいいから💚」
むぎゅぅっ……💚 たぷっ💚 たぷんっ💚巨大な右乳と左乳がぱっくんと男の頭部を丸ごと飲み込んだ。
「んん~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡☠♡😭😭♡♡ ん゛ん゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~♡☠♡😭😭」
おっぱいで男の頭を完全ロックしながら、≪お水絞りのドリアード≫は幼児をだっこするように男の尻を抱えた。
そのまま満足げに鼻歌を歌いながら、暗い森の中へ消えていった。
男がもし、耳を澄ましてよく聞き分けることができていれば、実は森の中には、ほとんど鳥の聲など聞こえていないことがわかっただろう。
そう聞こえていたのは、あらゆる方向から響く、男たちの無殘な泣き聲だった。
「あ゛ああ゛あ゛あ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!♡♡ ごの゛花♡ 離れ゛な゛い゛いぃぃ~~~~~~!!!!♡♡♡ いや゛っ!!♡ いや゛っ!!!『水』♡ 『お水』ばっかりぃぃ♡☠♡😭♡♡ あぁぁ~~~~~~~ん!!!☠♡😭♡♡」
「お願い♡ お願い゛いぃ♡ お願゛い゛でしゅう゛ううぅぅ~~~♡♡ もう指の輪っかで♡ 『お水』コキ出されるのいやぁあああぁぁ~~~~~♡ 何でもずる゛がら゛あぁぁ~~~~!!♡ お゛金゛い゛くらでも払うからあああぁぁぁぁぁあぁ~~~~~~♡☠♡😭!!!♡」
「許じでえ゛ぇぇぇえぇぇぇ~
~~♡♡ 何でもじまず♡♡ 何でも言うこと聞ぎま゛すうぅぅう゛うぅぅ~~~~~~~~~~~♡♡ 一がい゛♡♡ いっがいだけでいいがらああぁぁぁあぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡ だっ♡♡ あ゛っ♡♡ だざぜでえぇぇええ~~~~~~♡♡☠♡😭♡♡」
「も゛う゛『水や゛り゛』いや゛あ゛ああぁぁ~~~~~~~!!!!😭♡♡♡ おぢんぢん壊れぢゃう゛ううぅぅ~~~~~~~~!!!!♡☠♡ お゛水゛で死ぬ゛の゛い゛やあああぁぁぁあ゛あああぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!♡♡ だじゅげでえ゛えええぇぇぇ~~~~~~~~~~~~!!!!!!♡☠♡😭♡♡♡」
腹の底から鳴るような、悲嘆の絶叫ばかりだった。
空から、ポタポタ💙 ポタポタポタ💙 ポタポタポタポタ💙 と「雫」が降ってくる。
透明で、小雨と呼稱される程度の量が、しとしとと森の大地へ降り注ぐ。
雨にしか見えないが、なぜかその光景が醸し出すのはとても言葉では言い表せない、巨大な「哀しみ」の感情だった。
木々の隙間から、女たちの聲が高らかに聞こえてきた。
「アハハハハハ💛 ほんと、お気の毒様💛」「ほぉ~ら💜 すごいでしょ?💜 この『ラッパスイセン』💜 おちんちん引っこ抜けちゃうくらいバキュームされて💜 脫水症狀にならないように気をつけて💜」「ほら💗 この『フェラチオチューリップ』たちにもお水をいっぱいあげてねぇ~~~💗💗 赤は技巧派、白はねっとり、黃色はがっつきが悽いんだよ?💗」「キャハハハハハハ💚 すっごぉ~い💚 水たまりになっちゃってるぅ~💚 ここの土、すっごく水はけいいのに」「ほら🧡 こっちも負けないように、チンポで小川つくろ♪ アハハハハハハハ🧡」
……
――――「山さん!積んだっす!」
「よっしゃー!」
「よしゃしゃしゃしゃ!」
2人は奇聲を発しながら白の軽箱バンに飛び込んだ。
運転席には那韋鬥、助手席には明るい色の茶髪の青年。両方とも制服を著ており、澱みなくシートベルトをつける。青年の肌は淺黒く焼けており、那韋鬥よりかなり若い見た目だった。
「鈴木君、はい」
那韋鬥が黒い190mlのスチール缶を青年に手渡した。青年、鈴木はうやうやしくそれを両手で受け取る。表面は結露した水滴で一面濡れていた。
「どもっす! マジすんません!」
「いや、いつも準備してくれて助かるよ。リンサー積んだ?」
「え!?」
「いや、積んでるでしょ。目がめっちゃ噓って感じになってるよ」
「信じてくださいよ!山さん!!何でこの俺を疑うんですか!?見てくださいこのつぶらな瞳を!!」
「何このやり取り」
那韋鬥は自分のコーヒーのプルタブを開け、ぐいっと飲んだ。微糖だった。
「そういえば山さん、美人の彼女できたんですよね!?」
ぶはあああぁぁぁぁぁ~~~~!!!! と、那韋鬥は喉に入れていたコーヒーを全部吐いた。
車內に香ばしい香りが漂う。
自動運転なので問題はないが、那韋鬥は必死でハンドルを手で押さえた。エ゛ッホ!! エ゛ッッ!!! と何度も死にそうな咳をする。
「な゛にを゛……な゛ん゛で……」
「いや、月曜の朝禮で支店長が言ってたっすよ。『では今日も安全に! ……あ、そうそう。山田君に、ビビり上がるほど美人な彼女ができとったで』って」
「あの関西弁のオッサン……」
那韋鬥は気管の茶色の液體を排出し終わってから、助手席の鈴木をきっと睨んだ。
「葉月さんのことだろ!?違うわ!!
ていうか有り得んわ!!」
那韋鬥は半ギレでまくし立てた後、一呼吸おいた。
「いや、鈴木君も絶対、現物で見たらわかるよ。ほんと、冗談としか思えないから。僕と葉月さんを比べて見ると……」
鈴木は冷靜にコーヒーを啜った。
「いやいや、そんなんわかんないじゃないっすか。
じゃあ、『今はまだ友達』って感じっすか? それなら、ガッ! といっといたほうがいいっすよ、絶対。そんな美人なら言うまでもなく」
「何言ってんの? ガッ! といくって何!?」
信號待ちが終わり、車が自動的に発進した。EV車なので出だしがとてもスムーズだ。
「ほんと、男と女のことなんて誰にもわかんないっす。最終的には男がガッ! といくか、どうかっすよ……何ですか? ガッ! といくって?
……まぁとにかく、俺今、山さんだから真剣に言ってるんすよ? シンプル苗字コンビの片割れとして、後悔してほしくないんすよ。山さんマジで、バキバキの童貞なんすから!」
「バキバキって言うな!」
言いながら、那韋鬥には完全に聞き捨てることもできなかった。鈴木は21歳だが、ことこういう方面の話については含蓄がないではない。18歳で結婚し、既に離婚してバツイチになっているという破天荒な経歴の持ち主。入社して3年になるが、8回くらい「今の彼女が……」という話を聞かされ、8回とも別のギャルっぽい女性が映ったツーショット寫真を見せられている。
でも……
那韋鬥は遠い目をした。
(絶対無い……
全然そんな気配を感じないけど、あれだけの容姿なら、もしかしたら今も彼氏とかいるかもしれないし……
葉月さんは「友達」で充分だ。本當に、この年齢になって、あれだけ話が合う友達ができるとは思わなかった。
男と女としては、もはや世界が違いすぎて、そういう感じでは見れない……)那韋鬥は遠い目をした。
――――駅前にある中華料理店は清潔さの行き渡った內裝だった。
窓が広く、機が円い。白い椅子に金糸で細かい刺繍が施されている。店內には、たおやかに二胡のBGMが流れていた。
「女子會イエーーー!!」
ジョッキを前に突き出したのはショートカットの女性だった。ごつ、ごつ、と3つの武骨な中ジョッキがぶつかり合う。
三者三様だった。ショートカットの女性は生ビール、おどおどした若い女性はミルクサワー、葉月は
コカ・コーラをそれぞれごくごくと飲んだ。
「ぶはー!!
そして今日のこの場は、『討論會』でもあります」
急激にトーンを落としてショートカットの女性が言った。緊張した面持ちで、若い女性がきょろきょろとあたりを見回した。
「おい。『ゆいゆい』。
テンションの落差のせいで怖がってるじゃないか。
ほら飯田さん。エビチリを食べなさい」
「は、はい……如月リーダー、ありがとうございます……」
おっかなびっくり小皿を受け取ったのは、いつか那韋鬥も目にした日本マクガフィン社の女子社員だった。
葉月は機の下でLINEのトーク畫面を見た。「那韋鬥」のルームは「すみません、今週いっぱいは特訓に集中します……」というメッセージが最後になっていた。
葉月はため息をついて、もう一口コーラを口へ運んだ。
「今日の議題は、『如月葉月に男ができたのかどうか』!」
ダン!
葉月がジョッキを取り落とした。コーラからシュワァ~と泡が立ち上って、機の上に広がる。
「……失禮」
葉月はおしぼりで機を拭いた。
「証拠1。ここ2か月くらいずっと、私たちの誘いを斷って、速攻で家に帰り続けている」
「ゆいゆい」は探るような目でじっとりと葉月の顔を見た。
葉月には劣るがかなり整った面立ちだった。吊り眉で、さっぱりと気が強そうな雰囲気だ。
「……ねぇ飯田ちゃん。前はねぇ、こいつ、私たちには付き合い良かったのよ?
大學で同じ學部だったから知ってるけど、こんな顔だから死ぬほど男が寄ってくるのよね。全部徹底的に遮斷してるけど。でも、女だけの飲み會には割とよく參加してたの。
……それが何?近頃は誘っても、『すまん、用事がある』『すまん、用事がある』『すまん、用事があってな』ばっかりじゃないの!斷り方のパターン少なすぎか!!」
近くのテーブルで、かちゃかちゃと食器が鳴る音が響いていた。
葉月は短くため息をついた。
「こういう集まり以外の場は、ただ単純に、話が合わないことがわかりきっているから行かないだけだ」
葉月は油淋鶏に手を伸ばしながら、言った。
「ただ最近は確かに……趣味の合う友人ができた、と言っておこう」
ぽつりと言って、ねぎとたれのかかった鶏の揚げ物をザクザクと頬張る。
「『言っておこう』じゃないっつうの。
じゃあ証拠2。最近會社で帰りが近づくと、スマホを見てニヤニヤしてる」
ぴたっ、と2個目の油淋鶏へ行こうとした葉月の箸が止まった。
「さっきから何なんだ。探偵か何かみたいに……テンションが異常か?
というか、何でゆいゆいが知ってるんだ?総務部だろう?」
「あ、わ、私が……」
飯田がおずおずと手を上げた。葉月が冷たく睨みつけた。
「ひっ!? す、すみません!
で、でも……広報企畫部の人たちみんな言ってます……
同期の木下君とか、ショックのあまり一週間休んだし……まだ有休もついて無いのに……」
葉月はうんざりした表情
で、ネギを多めに乗せた油淋鶏を前歯で真っ二つにした。
「どうせあれでしょ?『マクガフィン』絡みで仲良くなって付き合ったとかでしょ? あんたが男と繋がりを持ちそうなのって、それくらいだからねー。
知ってる?飯田ちゃん。こいつ趣味で會社選んだんだから。商品開発部に配屬されて、自分の好きなカードが強化されるように猛抗議して、結果3か月で配置変えされたの」
「はい。というかそれ、伝説すぎて社員全員知ってますよ」
「今それ関係ないだろ!」
葉月はジョッキに半分殘っていたコーラを一気飲みした。一滴もアルコールが入っていないのに目が據わってきた。
「というか、付き合ってない!『友人』と言ってるだろ!!」
「え~? ただの友人と週4で會ったりする?」
「違う。多い時は週6で……」
葉月は黙った。ゆいゆいは憐れむような目で、飯田は驚愕の目を向けている。
「週6て……」「週6て……」
葉月は何も言えなくなった。確かに、ほぼ毎日家で夜通しアニメを見たり、カードで遊んでいる狀況が普通とは言えない。那韋鬥の家にももう何回か遊びに行っている。
「では、質問です。
あなたの『友人』について――」
ゆいゆいは自らの両手の人差し指と中指を、両側のこめかみに當て、目を閉じた。
「その『友人』に対して、友情を超えた何かを感じ始めている……?
『はい』『いいえ』『わからない』『たぶんそう部分的にそう』『たぶん違うそうでもない』の5つの中から答えて」
「何で急にアキネーターみたいになった?」
葉月は嘆息し、箸をテーブルに置いた。沈黙の後で目を開いた。
「『はい』だ」
「!!」
2人が息を呑んだ。
「え!?『分からない』とか『たぶんそう』じゃなくて!?」
葉月は箸をもう一度取って、油淋鶏に伸ばした。「相変わらずだけど唐揚げ好きすぎじゃない!?」という聲を無視して、たれまみれの肉を野性的に頬張る。
「中途半端に答えるのは性に合わん。間違いないことはありのままを正面から言う。それだけだ」
目をまっすぐ2人に向け、顔色ひとつ変えずに言った。
「お、男らしい……流石如月リーダー……」
「いや、飯田ちゃん。こいつ、昔から動揺しても一切顔に出ないけど、変わりに、めっちゃ耳が赤くなるのよ」
葉月がばっ! っと、反射的に耳へ手をやった。指と髪の隙間からでもはっきりわかるほど、赤く、熱を帯びているようだった。葉月が口惜しげにぎりっと唇を噛んだ。
「えっ……如月リーダー……可愛っ!」
思わず飯田が言った。
ゆいゆいは麻婆豆腐をレンゲで口の中に運びながら、三白眼で葉月を眺めた。
「……ま、あんたと同じカード趣味って時點で私的にはどうでもいいわ。あとは自分で解決なさい。
ただ、戀愛偏差値98の私には大體の狀況が把握できるんだけど……多分あんたの場合、こっち側からガッ! といかないと碌な結果にならないからね?
ただでさえ見た目
がこんななせいで、よっぽど自信家の男しか聲かけ辛いんだから」
「……ガッ! といくって何だ?」
飯田は2人の會話をよそに、何も料理に手をつけられず、ぼうっと宙を見つめていた。
「で、でも……こんな人っているんですね。これだけ美人で、スタイル良くて、24年間、その……えっと……」
「バキバキの処女」
「バキバキ言うな!」
「あとこいつ、胸小さいからね。私勝ってるのそこだけだわ。飯田ちゃんも勝ってない?」
「あ、ほんとですね」
「ちょっと待て。お前ら。突然セクハラのラインを大股で踏み越えて來るな」
ガヤガヤとした喧噪に、3人の會話が溶け込んでいく。
葉月はジョッキを置いた。先の空間をどこともなく見つめ、呟いた。
「――ガッ! と行く……」
――――「≪火炎輪≫発動!」
那韋鬥の宣言後、空中へぐるりと炎の輪が出現した。
≪フレアライオン≫とともにそれをくぐると、體の下でたてがみの溫度と光度が上がり、青くなる。
「『紅炎(プロミネンス)バイト』!!」
強化狀態で≪呪傷の狂戦士≫の喉笛に牙を突き立て、消滅させた。
そのまま獅子を駆って「草原陣営」寶庫の奧へ駆けていく。炎の熱が絡んだ風が顔の橫を流れていく。
「“≪王國を守る者≫”が現れました」
メッセージと同時に、何もない平原へ巨大な影が落ちる。那韋鬥は首をほぼ直角に上げた。それでも全貌が見えないほどの巖の巨人。
(なんか……
だんだん押せるようになってきた……)毎日、何時間もこの「課題」に明け暮れている。夕食も、朝食も、睡眠も取らないこともあった。しかしそれも段々、苦にならなくなってきた。
(わかってきた。このAIは『俺』だ)振り下ろされる圧倒的な拳を避け、≪王國を護る者≫の腕に跳び乗る。
(しかも、俺の思考のさらに先――これは、「俺がなりたい俺」なんだ。俺が最も理想とする動きを繰り返している)≪青白き刃≫の閃きが空を裂いた。額の文字を破損させ、最小消費で≪王國を護る者≫を攻略した。膨大な質量を持つ體がゆっくりと倒れ伏す。その前に那韋鬥と≪フレアライオン≫は草原に戻ってきた。巨體の背が地面につくまでにまだ時間がかかる。
(俺の望む動きの、「脆さ」がわかる)『よしよし。いいぞ』
≪赤き王の卵≫の、まるで慣らした動物を褒めるような聲が聞こえてきた。
『ここまで2ターンしかかかってねぇ。
これが最後のターンだ』
目の前に現れる。2體の従者は無言のまま威圧感を放っていた。
≪無君の騎士≫とそして――≪鉄槍竜(ランスドラゴン)≫。
正面から敵プレイヤーとして見ると違和感が悽まじい。しかし、やがてそれも集中によって意識の奧へ消えていく。
そこでようやく≪王國を護る者≫の全身が地に崩れ伏した。轟音と衝撃波が広大に広がっていく。
それと同時に、切り札たちの槍先と光線が那韋鬥の體へ殺到した。那韋鬥は瞬きもしなかった。
「“全ての財寶カ
ードを収奪しました。あなたの勝利です。テストゲームを終了します”」
メッセージが表示された。同時に草原の光景が消え、那韋鬥は「管理室」に戻ってきた。
荒立つ呼吸を整えきれない。頭の奧に鈍い疲労のようなものを感じる。脳をずっと酷使していたからだった。
那韋鬥は額に流れる汗を拭うこともなく椅子へ倒れ込むように座った。
機の上に置かれた赤いカードを見つめる。カードもまた那韋鬥を見つめ返した。
『この「試練」を突破できたのはお前で3人目だ。4人中3人。
わかるか?俺様は総ての魔術師の可能性を視ることができる。この無盡の多重世界に在る、過去も、未來も。
魔術師やその資質を宿す者など、塵の數より多く、數えることも能わない。
その中で「問う」に値したのが4人だ』
赤いカードは靜かに語り続けた。
『ひとりは辿り著く前に、運命を予見して自ら死を選んだ。
ひとりは「目醒めた」後で、愛しくも挑んできたので、俺様の手で殺してやった。
そしてもうひとりは、生き殘った。多分今もまだ、どこかで生きている。
そう遠くない先で、出遭うことになるだろう。俺様とも、お前とも』
語るカードの聲はどこか愉しそうだった。
『そして最後の一人がお前だ。
さして何の疑問も抱くことなく、たった28日でこの試練をやりおおせた。俺様がこれまで出會った中で間違いなく、最も才高き者。
お前とかつて遭うことができていれば、優秀な「右腕」に仕立て、俺様は総てを手に入れることができたかもしれない。くく……それこそが今、俺様へ與えられている最大の罰ということだな』
那韋鬥は何を言われているのか理解できなかった。≪赤き王の卵≫は笑い、その後で一つの問いを呟いた。
『さぁ……
お前は一體、どんな「破滅」を辿るんだ?』
そこで話が終わったのが那韋鬥にもわかった。今日はもう、何を問いかけても答えないようだった。
――――(ね、ねむい……)翌日、那韋鬥は腫れぼったいまぶたを抱えたまま、バスで駅前に來ていた。
葉月から「“≪人馬一體≫の対価を思いついたので來られたし”」というメッセージが屆いていたからだ。
(“來られたし”)? と思いながら約束の場所に著いた時――一瞬で眠気と他の思考が吹き飛んだ。
「!?!?!?」
エスカレーター橫に葉月が立っていた。
口が利けなくなってしまう。
高級感のあるオフショルダーの白のブラウス。下はライトグリーンのマーメイドスカートで、腰のシルエットが美しく出ている。スカートであること自體葉月には珍しいことだった。
靴は複雑なクロスストラップのハイヒールで、表面が黒く光沢を持っている。
耳には真珠のイヤリング。爪は手も足も両方、桃色にネイリングされていた。
髪も毛先にウェーブがかかっている。顔も丁寧にメイクされ、もともと持っていた美貌がさらに輝度を増していた。見ているだけで現実感が失われてしまう。
那韋鬥の
視界にいる全員が葉月を見ていた。悽い。本當に全員だ、と那韋鬥は首を左右に動かした。男も、女も、學生も、お爺さんも、お婆さんも、突然地方都市の駅前に現れた一級芸能人のような美女に意味がわからず唖然としてしまっている。
葉月がこちらに近づいてきた。コツコツというヒールの音。耳の白い真珠が僅かに揺れた。
口を開いたままの那韋鬥へ口を開く。
「こ、こんにちは……」
何でそっちが緊張してるの?? と那韋鬥は呆然とした。
駅前のイタリア料理店でパスタを食べた後、タクシーで移動していた。
車內で隣同士にいると甘い香水の匂いが漂って來る。萬が一にも指先同士、太もも同士などが觸れ合ったりしないよう、那韋鬥は全身を硬直させて細心の注意を払っていた。背中が脂汗でびっしょりと濡れ盡くしている。
よれよれのTシャツ姿の自分との格差などもはやどうでも良くなるほど、全てが意味不明だった。せめて、「≪人馬一體≫の価格の20萬円分おごらされる」という話であってほしい。そうであってくれ。と那韋鬥は神にもすがる思いで祈った。イタリア料理店で葉月がおごると言ってきたのを何とか割り勘にまで説き伏せた時點でかなり望み薄だったが。
「あ、は、葉月さん!」
「な、何だ?」
緊張して言えば、さらに緊張して返された。何が何だかわからない。
「え、えっと……り……≪立體幻影ホログラム≫!」
「?」
何もピンと來てない顔だった。那韋鬥はめげなかった。
「≪歪んだ時の扉≫! ≪赤鬼青鬼バッテリー≫! ほ、ほら!葉月さん!」
「……何を言っている?」
真面目に問い返され、那韋鬥は涙目になった。
「≪神の一喝≫が対象をとれない下級魔術カードの言い合い勝負ですよ! ほら!先週、葉月さん、≪神の一笑≫で≪ドラゴンの嘆息≫が出て來なくて僕に負けた時、「≪神の一喝≫なら負けん!!」 ってあんなに息巻いてたじゃないですか!」
葉月は冷たい目を那韋鬥へ向け、手を向けて話を遮った。
「すまん。今日はそういうのじゃないんだ」
(「そういうのじゃない」って何!?)「そ、そういえば……明日が例の『決闘』の日じゃなかったか? あの気持ち悪い男と戦う……」
「……」
那韋鬥は言葉を失い立ち盡くしていた。どう考えても、水槽の中で舞っている熱帯の魚たちよりも、青緑色の光に映し出されている葉月の姿のほうが圧倒的に美しかった。
到著したのは水族館だった。最近そういえば、リニューアルしたとかでニュースになっていた気がした。
灰色の真新しい床に水の揺らぎと魚たちの影が投射されている。
「あ! え!? い、いや……そ、そうでひゅね……
あ……えっと……でもまぁ、だ、大丈夫ですよ。何の音沙汰も無いですし!
――あ、そ、そうだ!僕とうとう、あの赤いカードが出す試練みたいなのをクリアできたんですよ!特に何か変わった感じは無いですけど……」
「本當か!? いやぁ、
やっぱり悽いな、君は!
……い、いや。違うな。そういう話も良く無い……
カード関連の話はちょっと……」
葉月は一人でぶつぶつ言っている。明らかにいつもと様子が違う。那韋鬥は不安のあまり泣き出しそうだった。
とはいえ、楽しくないかといえばそうでもなかった。
クラゲが展示されているフロアは床と天井までもがガラス張りになっており、発光しながら何千という數のクラゲが暗い水の中に漂っていた。葉月と2人で未知の時空の宇宙に浮かんでいるようで、思わず時を忘れてしまうほど幻想的だった。
マクガフィン以外の會話も弾むようになって、那韋鬥はようやく平靜を取り戻し始めた。お互いの學生時代の話、優哉のこと、那韋鬥の実家の話、葉月の就職活動の話、那韋鬥の職場での話――「う……うまっ……!」
夕方になると郊外へ移り、瀟灑な佇まいの創作料理店に入った。葉月が予約を取っていた。
和の要素が取り入れられた洋食、あるいは洋の要素が取り入れられた和食などが扱われていた。
1品目のポテトサラダには魚の肝のソースがかかっていた。マヨネーズと卵のまろやかな味に、風味の濃いソースの濃厚な旨味が交じり合っている。頬張ると口の中がマイルドな陶酔感に包まれた。
その後も、とん、とんと料理が並んだ。店員が薦めてくる場合もあったり、自分たちで頼む場合もあった。
「それで、結局ラフテルっていうのは、何か別の世界に行く巨大な船のことだと思うんですよ。考察系YouTuberが言ってるのも見ましたし……連載ももう46年だからかなり佳境ですよ」
「いや私は今週出て來た奴が何の実を食べてるのかのほうが気になるな……って待て!何でワンピースの話をしてるんだ!?戻って來てるぞ!!一旦リセットだ!」
(戻って來てるって何……?)那韋鬥はまた混亂してきた。
いつも葉月と一緒に過ごす時は、「自分と同い年の少年」と脳に認識させて平常心を保つ裡技を活用していた。
しかし今は、一瞬でもそのバイアスが取り払われると、洗練された趣の個室席で話の合う美女と美味しい夕食を共にしているという、到底受け止められない現実が襲ってくる。
とにかく那韋鬥は食事を進めていった。味がわからなくなるような狀況だったが、それでも貫通してくる豊かな味わいの料理ばかりだった。
明太子としめじのミルクリゾット。カブのソースをかけた鴨肉のポワレ。トリュフのソースと豆腐の和えもの。今日特別に入ったと説明された和牛はしっとりと完璧な火入れがされており、噛むととろとろに柔らかく、舌がしばらく動かせなくなるほどの旨味が広がった。多分人生で口に入れた中で最も美味な物體だと那韋鬥は思った。
葉月がグラスを傾けた。赤ワインが口の中へ滑り込んでいく。
「え!?葉月さん、飲めるんですか!?」
「ま、まぁな。いつもコーラばかりなのは甘くて美味しいからであって、別にアルコールに弱いわけではない」
店內には適度な音量で上質なジャズピアノが流れ続けていた。男子的な會話をやめてから、徐々に雰囲気が変質しているような感覚があった。那韋鬥がこれまでの人生で一度も経験してこなかった種類のものだ。
「……あぁ!! ここのお店コーラありますよ。次頼みます?」
上ずったような聲で言う那韋鬥を前に、葉月はグラスを置いた。
「……あのな、那韋鬥君」
少し拗ねたように聲を出し、上目で那韋鬥の顔を見た。思わず呼吸が止まった。
「私だって、たまには、こういうものに口をつけたい時はあるんだぞ?」
那韋鬥は心臓に石をぶつけられたようになり、椅子に背をつけた。
今の葉月の表情と聲は、あまりにも致命的な威力を持っていた。
「同い年の少年」のベールが一瞬で吹き飛び、視線を逸らさざるを得ない。
その後に出て來た料理はいよいよ完全に味がわからなくなった。出された黒ごまのアイスクリームも甘さが感じられず、冷たさだけが舌に染み込んできた。
最後に辿り著いたのは夜の「城」だった。
城壁の白の美しさが際立つよう、幻想的にライトアップされている。
「この城はな、姫路城や松本城のように有名と言うわけではないし、かなり小型の城なんだが、國內でもかなり特別な造りになっているんだ。まず、石垣だが、野面積みと打ち込み接ぎを組み合わせた獨特の技法で組まれている。ほら。あそこの野面積みの所も、一見ばらばらに見えるが実に計算され盡くされた配置で積み上げられているだろう? あの安土城を手掛けた穴太眾と同じ系譜で、全體としては輪郭式になっているんだ。5層6階のしっかりした造りだ。鉄砲狹間が敵から視認されにくい破風や懸魚の裡側近くに數多く設けられている點が特徴で、壁も一部鉄板張りになっていることからも、同時代に建城された城の中では極めて実戦的なものになっている。廃城令の際に破卻を免れたのはまさに奇跡と言えるだろう。ほら、見てくれ。天守閣の造りが犬山城に似ているのはわかるか?」
「わからないです……」
全くついていけない種類の高速詠唱を聞きながら、那韋鬥は少しほっとした。ここに著いてから葉月の緊張も解け、少しいつもの雰囲気に戻って來た。
しかし逆に葉月は那韋鬥の様子を見て冷靜になり、我に返った顔になった。
「す、すまん……違ったよな、『城』は……
夜だったら雰囲気的にも適切だと思ったんだが……」
葉月は諦めたようにため息をついた。
「晝はもう18回くらい來てるからな。自分の寶庫に取り入れようと、構造をノートやスケッチブックに記録しているんだ」
「や、やば過ぎる……」
思わず聲に出てしまった。葉月はあきれ顔になった。
「何を言ってるんだ。この前見たあれのほうが引いたぞ。1冊1萬円超えの、世界中の建築寫真集の山。11歳の時にマクガフィンの構築研究のために最初の1冊を買ったというエピソードがもうおかしい。あの夥しい付箋の量にはぞ
っとさせられたぞ」
「いや、あれは敵の寶庫の細かい違和感を見分けるにはかなり重要なんですよ。
……見ててくださいね?純和風の構築はマニアックすぎて今まで研究をおざなりにしてましたけど、この前葉月さんに教えてもらった20巻の全集が昨日屆きましたから。勝ち越していられるのも今のうちですよ?」
むきになって言う。葉月は吹きだした。
「……あはははは!
やっぱり、楽しいな」
葉月は濠の周りに立てられた柵の手すりへ、両腕を重ねて寄りかかった。橫顔のまま那韋鬥へ話しかける。
「……自分語りをしてもいいか?」
「え!? ど、どうぞ……」
葉月は微笑んだ。
「私は君を尊敬するよ。この前2人で戦ったあの収戱でも、言っただろう?
……すまんな、あの時、何か盛り上がって、変な話をしてしまった」
夜の闇が涼しかった。葉月の姿が街燈に照らし出される。
「17歳の時に父親を亡くした。
私が全日本で入賞し、世界大會へ行くはずだった、まさにその頃のことだった。
父はずっと治療のために入院していたから、ある程度の覚悟はしていたんだが……とても大會になど出られる精神狀態ではなかった。
まぁ、出なかったのはいいんだが……色んなごたごたが終わった後で、『マクガフィンのプロになって世界で活躍する』という夢まで消えてしまったんだ。ふっ、と、煙みたいにな。
私は自分でもよくわからず、とりあえず、家族のために夢へ見切りをつけたんだ、という形で説明をつけた」
葉月は城を見ながらため息をついた。
「だが私は、最近になって――その決斷をしたことで安心していた自分の心の動きに気づいた。そしてそれをずっと恥じていた。
結局私は、その程度の弱い憧れしか持ち合わせていなかったんだ。
それが哀しかった。今もずっと働きながら『マクガフィン』を続けているのは、心の底から愛しているというよりも、自分自身への失望の裡返しのようなものなんだ。
どうだ? こんな私をどうしようもないと思わないか?」
葉月が那韋鬥のほうを見て言った。那韋鬥はベンチから立ちあがり、葉月と橫並びになった。
「葉月さん、俺の事、変だと思いませんでした?」
同じように城を見ながら那韋鬥は喋る。
「これだけプロになるとか何とか言っていて、2031年の関東大會から12年間、1度も公認大會に出てないんですよ?
ずっとネットでレート戦したり、小さなカードショップの大會で勝ったり……ネットなんてただ実験や構築の仮回しで潛ってる人間が殆どなんだから、いくら戦っても本當の実力なんてわからないんですよ。
あの、Tシャツがダサい奴と戦った時に、はっきりとわかりました。
俺はずっと、逃げ続けてたんです。関東大會の決勝で負けた12歳の時、相手とあまりにも差がありすぎたから、自分の実力と未來が確定して、全てが終わってしまったような気がしました。
もう一度あの時と同じ気持ちを味わったら
、本當に立ち直れないかもしれない。
そのことにずっと怯えながら、気づかない振りをし続けていたんです。
プロになる、プロになるってそればっかり言いながら、実際にはそこから逃げ回ってる……こんな僕こそ、どうしようもない奴ですよ。そう思いませんか?」
葉月はじっと那韋鬥の顔を見ていたが、急に悪戱っぽい笑みを浮かべた。
「どうしたんだ?突然自分語りなんかして」
「ちょ……酷いですよ!葉月さん!」
「あははははは! すまんすまん」
葉月は優しい目を那韋鬥へ向けた。
「でもやっぱり私が君を尊敬するのは変わらないよ。『マクガフィン』で何度も戦っているんだからわかる。逃げても、もがいても、君は求める場所に顔を向け続けている。
あとは……まぁ、真面目な話をするのもいい機會だからこれも言っておくか。優哉のことも本當に感謝している。那韋鬥君と會うようになってから、関係が見違えるほど改善された。あいつも父が死んで以降、周りを冷めた目で見ることが多かったが、それもかなり和らいだように思える。まだ危なっかしいが……
……だから、ずっと宙吊りになってる≪人馬一體≫は、その禮の気持ちと、今日付き合ってくれたことへの対価として受け取ってくれ」
葉月が微笑んだ。那韋鬥が慌てて口を開いた。
「い、いや。駄目ですよ。
そりゃ、僕だってあんまりぐちゃぐちゃ言うのはよくないって思いますけど……優哉のことだって別に何をしてるわけでもないですし、今日のことも、そんな、対価なんて受け取れるわけないじゃないですか!
葉月さんと一緒にいると、それだけで本當に楽しいんですから」
「……!」
葉月が急に黙った。真顔になってじっと濠の水面を見る。
「……ていうか葉月さん。
體調とか大丈夫ですか?今日駅で會ってからずっと、耳真っ赤っかじゃないですか。今もめちゃくちゃ赤くなりましたし。どうかしました?」
「!!」
葉月が體をびくっ! っと反応させた。ばっ、と両耳を抑え、そのまま硬直する。
那韋鬥が困惑していると、責めるような目つきで那韋鬥を見た。
「あのな、那韋鬥君。いい加減にしてくれ」
「えぇ!?」
動揺する那韋鬥に向けて、耳を隠したまま葉月が詰め寄った。
「あと、これもずっと言いたかったんだが……
いい加減、敬語をやめろ!何度言ったらわかるんだ!
……よし決まった! ≪人馬一體≫の対価は、強制的に敬語をやめてもらうという內容にする! いいな? わかったか?」
猛然と詰めてくる。耳はまだ真っ赤なままだった。
「い、いや……そんなこと言われても……難しいですよ……」
ぎろっ! っと葉月に睨みつけられ、那韋鬥は言葉を失った。
「もう! ……そろそろ帰るが、私はお手洗いに行って來る!
戻ってくるまでに、ちゃんとタメ語で話せるよう、心の準備をしておけ!!」
ずん、ずんと向こうにある公眾トイレの方へ歩き去っていった。曲がり角を折
れて姿が見えなくなる。「えぇ……」と那韋鬥は呟いた。
那韋鬥はしばらく橋の欄幹で待っていたが、暇だったのでその辺をぶらぶらと歩いた。
城の門は閉め切られており、閉館時間は大分前に過ぎている。
門からこちら側までの間に一本の橋がかかっていた。最近改築されたのだろう。明らかに城と年代感が合っていない。板を踏んで、何とは無しに橋の上へ進んでいく。
(……ん?)那韋鬥は橋の真ん中に目を凝らした。
欄幹から欄幹までの距離が丁度均等となる床版の上に、「マクガフィン」の山札が置いてあった。
(……え? え?)近寄ってもう一度見て見るが、確かに「マクガフィン」の山札だった。スリーブにも入っていない。